斉藤和義@金沢エイトホール

もも談「金沢で大きい方のライブハウス」。
真四角い箱にドリンクバーも設置された、ワンルームな箱でした。比較的早い番号やったのですけど、あまりガツガツしなくていいかなーと思っていたら、周囲の方が意外にガツガツしていて(笑)、あっという間に前が埋まってしまった。ほなら後ろでまったり、と思ったんだけど、まったりどころじゃないぐらいの人の詰まりよう。仕方ないから、真ん中より少し前めで見る。
せっちゃんはでかいから見はぐれる事はあまりないんだけど、客に男性が多いのを失念してました。背が同じぐらいの人も多くてちょっと失敗だったなー。



[セットリスト]

1.男節
いきなりてくてく出てきて、スポットライトの中で一曲。「俺の仕事は歌うたい♪」その通り!
っていうか、なんか見覚えあんなーと思ったら、こないだのCDJと民生さんとのダブルヘッダ−時に引き続き自由の女神Tシャツ着用のせっちゃん。どんだけ好きなのよそのTシャツ(笑)。

2.I ❤ ME
こっからバンドさんが出てきてガツンと。
出だしのギターのカッティングが神すぎ。ぎゃふん。

3.砂漠に赤い花
4.愛に来て

5.どしゃぶりジョナサン
これ、ライブで聴くとほわわーと歌の世界に引き込まれる。短い歌なんやけど。
ジョナサンという事で、わしの脳内映像はいつも荒れた海の上を飛ぶカモメの映像。

6.新宿ララバイ
これねえ、笑っていい歌なのかなあ。
せっちゃんが歌うと、ジャンカジャンカしてるリズムの影響もあってなんかコミカルな気がしてくすっとしてしまうんやけど。てかなんでせっちゃんこんな歌詞を書こうと思いつくんだ?

7.あぁ半年
好きすぎる。金沢で生で聞いて、めっちゃ脳内に残った「ハチミツの湖」。
ねちゃねちゃドロドロ、なんだけど、それだけでは決して終わらない「世界」をこんな言葉で言い表す斉藤和義という人はやっぱ素晴らしすぎる。

8.煮え切らない男
9.ドライブ

10.バカにすんなよ!
金沢っこのももは相当受けてた(笑)。
大阪バージョンを聴きたかったなー。

11.老人の歌

12.歌うたいのバラッド
13.ウエディングソング
この2曲のバラッド連続にはざっくりやられた。
本当にね、歌うたいのバラッドの本質は、最後の最後に一言漏れる『愛してる』なんだってばさ、桜井さん。
「ウェディングソング」は、歌詞の持つ世界観をせっちゃんの歌声が更に懐広いものにしている。涙腺軽く崩壊。

14.虹
15.ベリーベリーストロング  
んでもって、また大好きな2曲連続で相当あがった後に、16曲目から凄いことに(笑)。

16.僕の踵はなかなかへらない
17.社会生活不適合者
多分、不適合者の時やと思うんですけど、トラブルでギターが鳴らなくなったせっちゃん、鳴らないギターを置いてハンドマイクでがーっと前に!客、ぎゃーっと前に押す押す。そんなフロアの様子に熱くなったのか、おもむろに今度はなぜかTシャツを脱いだせっちゃん(笑)。ささみ!ささみ!色白!
更にフロア、ヒートアップ。うちらも波に飲まれてぎゃーっと前に。はっきり言って、せっちゃんでこんな事態に巻き込まれるとは思いもせんかった!
しかし「社会生活不適合者」はかっちょええなー。

18.通りに立てば
19.ジレンマ


[アンコール]

20.Swing
ジャンジャンジャンとブルースな感じでアンコールスタート。
本編最後の熱気そのままに腕振って盛り上がる!

21.歩いて帰ろう
そして大声で歌う(笑)。この曲をちゃんとアンコでやってくれるせっちゃんって、やっぱりよくわかってんなーと思う。歩いて帰ろうを決して切り捨てないせっちゃんが好きだー。

22.かすみ草
大盛り上がりの後、ハケるバンドメン。残るのはギター抱えた歌うたいひとり。
オープニングと同じ形で、一人スポットライトを浴びて歌う「かすみ草」。
CD収録分より少しテンポ遅めで歌い上げられる「かすみ草」は、にゃんだか更に孤独の色が濃くって、歌の中の「海のブルー」も濃紺のそれに変化した風味。合わせてステージも青く染まって、ゆっくり閉じていくような。こんな幕の下ろし方、なんてかっこいんだろう!!と惚れ惚れした。


もう、文句のつけようがない終幕でした。