LEMON HEAD 2008 @徳島(20080614:BECS編)

徳島メモ・ビークル編(前半)。

※以下、超長いです。
 あまりの長さと自分の思い入れのキモさに封印しとくつもりやったのですが、ステキング記念にUP。
※ちなみにユアソン編はこちら
hibino-blog.hateblo.jp


ではどうぞー。
ユアソン編から読むと、なんとなく熱量がわかってウザさも半減するやも。




  




ユアソン終わりで一旦撤収。後ろの静観組に軽く顔をしかめられるほどの汗ボト具合でした。この時点でTシャツ重いし、タオルはすでに蒸しタオル。ほんとこの小屋暑すぎるちうねん。

せや、ユアソンの時に書き忘れましたが、シライシ次長がハケぎわに投げてくれたビール、取り損ねました。ちくそー。自分の身体に当たって目の前に落ちたのだけど、なんじゃ?と思っている間に隣の男の子がぱっと。もう酸欠で脳みそが缶のスピードについていけんくて。次長がこっちになんか投げたー…までは見てたんだけどな。ちょっと悔しい。水だと思ったらビールやったから、よけいに悔しい(笑)。

ビークルのサウンドチェックにはいつもどおり?にリズム隊のお二方が登場。
ていっても、マシータさんにいたっちゃ音しか聞こえません。あ、けど立ってマイクの位置いじったり、ハイハットを調整したりは見えました。本編ライブでも、みんなが手をあげたり密集せーへんかったら結構見えるんだよねステージ。
しばらくして社長も登場、マシータさんがチェックしてる時に、たぶん音響さんからマシータさんが見えるように、楽器を持ったまま壁際に張り付いていはりました。かわゆす。なんかの書き割りみたいやった。もしくはど根性カエルのピョン吉。



まわらない空調のせいで、なんだかもったらしていた転換でしたが、なんとかかんとかで暗くなり、出囃子の「サスカッチ」がスタート。ほとんどフロアの最後尾にいたのですけど、人の波にのって真中より少しまえ、ダカさんがまっすぐ見える好位置に到着。
ちなみにステージの間口が狭いからか、タロちゃんも社長すらも視界に入ってきません。マシータさんはもとより、イモさんすらまさしくアウトオブ眼中。ももに頼まれてたお衣装チェックもままならん。
とりあえずダカさんと社長は黒のTシャツやった!……それだけ(笑)。あ、ダカさん時計は白のGショックに。一見Gショックぽいゴツさはなくって、なんかちょっと薄い感じのやつ。男の人の腕にするにはちょっと華奢に見えますた。

1曲目は、指で天井差し上げたダカさんから始まる「TIME FLY~」。そのまま続けて「DAY AFTER DAY」。もうしょっぱなからフロアがしっちゃかめっちゃか。ダカさんのめがねも曇ってるし、タロウちゃんすでに茹でダコみたいな顔色やし。しかし微妙にダイバーが逸れる位置でラッキーでした。2曲目で首にひざとか、笑われへん。



で、3曲目。うん?このイントロは?!
ってことで、ここで初めて聴けたーーーー!
勢い的には伝説の魚を捕らえた浜口さんの気持ちでした「獲ったどー!!」

「GARDEN IN THE SHELL」!

しかし、思っていた以上にキッズの反応は鈍くて相当驚いた(笑)。私ん中じゃ神曲なんで回りの皆さんにとっても神曲に違いないと思っていたのに(自己中極まりない)、mixiビークルコミュの『おニウアルバム好き曲投票』みたいなんではこの曲いまいち人気なくってあれ?と思ったのが第一弾、それで今回が第二弾。キッズたち、「チャイニーズJET!SET!」な歌と反応違いすぎです。確かにパッと火がつく曲じゃないけどさ。聴いて密かに喜び盛り上がってんの、うちのまわりじゃうちの前にいた女の子だけでした(推定同い年ぐらい)。

せやけどダカさんの歌声は他の曲とちっとも変わらない熱量で。むしろフロアの熱狂がない分、他の曲より際立って見えました。サビで、ダカさんの「飛んで!」みたいな煽りあり。ダカさんも歌いながら飛ぶ。うちのまわりで(半径3m以内)ダカさんに合わせて飛んでたのも、私とその子と隣の男子だけやったけど、それでもめっちゃアガった。ニマニマしながら飛んでるという、大変気色悪いことに。

しっかし、garden!!生で聴いたら尚更神曲でした。たまらんかったです。切ない声の人が心をこめてお贈りする、切なさ満点の1曲。胸キュン度高すぎる。歌い上げるヒダカさんの声に鷲掴まれ。

で、またねー。
ダカさんが小芝居したー(小芝居大好き根性、ここでも発揮)。
この曲の一番切ない部分、最後消えるように「good-bye……」って歌うところあるじゃないですか(あるんですよ)。
Bメロ部分(サビ前部分)音がすっとなくなって、リズムギターとキーボードだけになる部分。ダカさんが「♪breaking apart, never lies to the bond in our hearts…」って歌うとこ。あの一番せつなさ倍増なところ。
そこでね、最後の消えていく「good-bye……」ってところで、

歌詞に合わせてほんとに手を顔の横で『…バイバイ』って。

もう。その瞬間目が点になったよ。
恐るべし漢・ヒダカトオル(40)。素敵すぎー(涙)!!
これを目撃できただけでも徳島きてよかったです。神様ありがとう。

けど本当にこの曲よかったなー。
あれだけ密度の濃い、汗まみれの混乱の渦みたいな空間にも関わらず、すごく丁寧に聞こえた「garden in the shell 」。上がる一方やった温度の上昇さえも、一時止まったみたいでした。速いだけで終わるバンドじゃないんだよーっていう深さがニジニジ。かっちょええったら。



で、ビコーズ終りで雰囲気一新、「マシータ嫁の安産祈願!」ってことでオマ●コール!
タロちゃんのネタは滋賀と同じ流れで、東京から旬の芸人・タロアツ登場。
「おじょう、サーン!!」
その後何故か猪木に。あまりしゃくりすぎて何言うてるかわからんタロイノキに向かって「なに、今の日本語?日本語?日本語なの?」。ダカさんがしきりにいつもの早口でと突っ込んでましたwith半笑い。微笑ましい(笑)。

滋賀ではここではFEELとかアイソレとかあったと思うんですが、その代わりかジャパガが。ただ、2曲ほど全体的にカットされていたような。なにぶんユアソンもレイザーズと比べると長くて、たぶん45分ぐらいやってたんで。


3曲ぐらい続けて再度MC。順不同で以下。

・イモさんが「徳島ってライブハウスいっぱいあるよね!」徳島の若者たち、反応薄(笑)。
・社長がフォロー?なのか「ジッターバグとか、(ここで若者、ようやく反応)」
・社長「僕とタロウは、徳島にライブ来たことあるし。前のバンドで」
・タロちゃん「お客さん、20人ぐらいしかいなくって」。興味深い話やわー。
・徳島のバンドシーンを盛り上げなきゃ!という話より、
・ダカさん「バンドをこれからやるっていう奴に、タロウのピックをやる!」
・たぶん、ももが以前ゲットした、タロちゃんの顔入りのオリジナルピックのこと。
・ダカさん「もう、このピックほんとうっざいから!呪われるよ」
      「俺、自分のピックケースに混ざってたら、即効捨てるし!」(笑)
・超うれしそうに語るダカさん。ピック片手に若干所在なさげなタロちゃん。
・呪いのピックは、無事に最前の男子2名に手渡されてました。
・ダカさん「絶対バンドやれよ!じゃあ俺がバンド名決めるね」
・って、ダカさん散々考えて考えて、出てきた名前は、
・「ザ・ガッツ」。
・ダカさん「俺とガッツさん、同じ誕生日だから……」
・つけた本人も若干薄笑い。つか、苦笑い。



けど、なんか全般的に今回のライブはMCも楽しそうでいいです。
何より社長が超自由自在。
徳島のフリーペーパーで自分が連載している、という話をする時に、話の途中でいきなり何か探しだす社長。客、一瞬ポカン。タロちゃんが「持ってきてるんだ」ってフォローしてました。一言なんか言うてから探してほしいな、社長(笑)。
そんなタロちゃんの問いかけに「うん、あった」って、特に感慨もなく普通に応えてる社長もナイス。表情や言葉の端にも、探してるとき特有のあせりとかせわしなさとかがみじんも浮かんでこないクボタさん。見てて楽しくなってきたよ。

で、この後に阿波踊りの話になって、阿波踊りってみんな踊れるの?っていう問いかけに、ちらほらと踊るフロア。なんとなくそれっぽい音をビークルメンが演奏して、軽く客とセッション。

沖縄の方々もそうなんですけど、本当にこうやってリズムが流れたら踊ることのできる文化がある場所はいいなーって思う。仕事柄、一応沖縄のあの手の動きも阿波踊りも教わったことあるけど、もう全然不格好でさ。今まで仕事で教わって今でも唯一できるのって、ペンシルバルーンで犬作るぐらいです。踊りは全滅。あ、よく考えたらボックスも足もつれた。なんだわしが踊れんだけか、今気づいた。



じゃあここでみんなで踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら、「おどれ!!(ダカさん)」っていう事で「LET'S ESCAPE TOGETHER」、そのまま「WORK IT OUT」と、怒涛の流れに。
「レッツ~」の前奏時、社長が何故かきつねの手(中指・薬指・親指をくっけ、人差し指と小指を立てて出来上がりなあの指の形)で、リズムに合わせて左右に振ってはりました。そんなことすんねや社長(笑)。やっぱりクボタさん絶好調。妙にツボって笑った。そういえば、1日の神戸の時も、こっちはWORK IT OUTの時に、キツネってました。

で、そのまま怒涛で最後まで。最後の方はフロアの天井からみなの汗のしずくが落ちてくるし、床はすべるしで本気しっちゃかめっちゃかでしたけど、楽しかったー。



アンコールでは、予想通りユアソンとセッション!もう、ユアソンとセッションしたら何が楽しみって、「FOOL GROOVE」でダカさんがハンドマイクになること!
わくわくしてたら、1曲目はフルグルじゃなかった。
いつか生で聴きたい、出来たらセッションで聴きたいと熱望していた
ダカさん「『OUR MELODY』!!!」
いーやー!!!!ダカさんの曲紹介があった瞬間、一人心ん中で絶叫。
ありがとうユアソンー!!!!
私、やっぱり徳島まで行ってよかった!!!!!

「OUR MERODY」は基本ユアソンの演奏ってことで、ビークルの5人は楽器なし。モーリスさんがダカさんのギターを持ってた気が(後ほどユアソンブログで持ってたこと確認)。
かといって次長がギター持ってた記憶なし(笑)。次長はなんかイモさんの隣で、イモさんがいつも叩いてる、なんて言うんだっけ、バシーン!っていい音のするエレキな楽器をバシバシ、MCの進行とは無関係に叩いてはりました。たたくっつかーシバくっつーか。フットワークも軽く、右左に動きながら(つかそのフットワークいらんやろ)叩く叩く。ダカさんが笑いながら「シライシさんは俺の次にSですからね」。すかさず次長、バシーンと。すげー挑戦的な表情で。
んでもって、次長が叩きやすいように楽器を動かしてあげる、お手伝いイモさん。そしてまた叩くS次長。もうええて(笑)。

タロちゃんはそのお隣でカウベル。社長は上手側で、モーリスさんとダータカさんのお隣で手ぶら(笑)。それでとても楽しく「OUR MELODY」。もちろんフロアもシンガロングですがな。めっちゃたのしー!手拍子もばっちりやった、これがやりたかったんだ。嬉しい。

お次のフルグルはいつも通り。ビークルに楽器スィッチ(してたと思うんだけど、よく見えんかった…)。

しっかしダカさん、ハンドマイクの分、自由に腕が動くから指差しまくりだよ。「love with you~♪」で指さしするダカさんを見あきることはこの先もないと思います。熱狂するフロアと共に、ステージの上もむちゃくちゃでした。決して大きくないステージに、大の男・11人乗ってんだもん、なんか芋の子洗ってるってまさにこのことだなあと。後、ツボってぃなこと発見。じゅんじゅんの隣にいると、ダカさんこじんまりしてて、ちんまりさんで、よい(萌)。



怒涛の2曲を終えてばいばいーとはけたんですが、もう一回アンコールを求める拍手で再び11名の皆様、全員登場。やっぱりステージいっぱいいっぱい。沈みかけの船を思い出させます。アップアップ。

ここのトークは若干長かった気がするんですが、もしかしたら1回目のアンコールで出てきた時のトークやったかなあ。眼鏡のないじゅんじゅんについて、
ダカさん「ギリシャの、こんな(ポーズ)みたいな」。
彫りが深いっていうことをいいたかったみたいです。
あと、なんかお互い勤め人の時の話を。JJがまた熱く語ってて、ダカさんに「なに、じゅんじゅん今日はいい話する日なの?(笑)」って言われてた。

で、ここでショーティー・服部さんがイジられてたような。「四国四県、全部言えます?」みたいなことをダカさんに尋ねられ(よく考えたらヒドい質問だな)、無事に全部言えたショーティーさん。フロアみんなで大きな拍手。JJかダカさんだかに「四国全部答えただけで拍手してもらえるの、服部さんぐらいだ!」って受けてました。

で、せっかくアンコール。それもユアソンとビークル一緒にいるんだから、
ダカさん「ユアソンの曲を、俺が歌おうかなって」
JJ「うち、「インストバンド」っていう肩書きが、ウソつき呼ばわりされてますから(笑)」

にゃーにー!!!このフリってもしかしーてー!!!!!

ダカさん「ユアソンの『あいつによろしく』を歌いまーす」


ぎゃーーーーー!!
やっぱり徳島に(以下略)ーーーー!

歌詞が心配だーって、いつになく弱気モードなダカさん。携帯片手に持ってウロウロ(笑)。携帯で歌詞をちぇきるつもりみたいで。
ダカさん「(歌詞も)これでばっちり!……たぶん(笑)」
携帯はストラップ多かった…もしかせんでもご本人の携帯かと思われ。アクオス携帯かな?色は紺か黒。プリクラとかは表面にはとりあえずなし。よかった。

ミドルテンポのお歌、1番はダカさん、二番はJJで。歌詞の内容や雰囲気、さきほどまでのJJやダカさんのMC内容も相まって、楽しい中にも、この2バンドが一緒にステージ上がることの意義とか意味とかを、勝手に感じてみたり。
小田急線から~♪」は「徳島から世界の果てまで~♪」で、
「肩に担いだ オルガンに~♪」は「顔に被ったおっ面に~♪」と替え歌。
「肩に担いだ オルガンに~♪」の後、「今はすべてを 賭―けーる♪」って続くんだよね。だからダカさん替え歌だと「顔に被ったおっ面に~、今はすべてを・賭―けーる♪」ってなるの。なんかもう、そのまんまの歌詞です。
また、ダカさんがこの「今はすべてを!」でフロアをびしっ!と指さししてて。ひゅーって盛り上がったフロアに、ダカさん「賭ーけーる♪」でにっこり。うわっ、やっぱりこの歌聞けてよかった。2番では熱唱するJJの隣でダカさん、オルガン弾いてました。きゃっきゃきゃっきゃ。

演奏はもちろんユアソン兄さん。こればっかりは次長もギター下げてはったような。そのお隣でタロちゃんカウベル、そのお隣でマシータさんが星形のタンバリン、そしてそのまたお隣で……社長がカウベル!!一番笑ろたわ。ダカさんの携帯片手でウロウロと同じぐらいインパクトでした。また、この三人がリズム揃えて体を揺らしてるの。なんてかわいいおっさんたち。

おまけに。
「あいつによろしく」って、途中で「おーいえー!」って合いの手が入るんですけど、社長もカウベル叩くスティック持ったまま右手を突き出して「おーいえー!」ってしてはりました。ノリノリじゃ。本当にこのツアー見るたび思うんですけど、一番楽しんでるの社長だよ。ツアーできてよかったね、社長。

2曲目は、ズィーレイさんが前に引っ張り出されて、ダカさんから「アレをやれ」命令が。いくらズイーレイさんの持ちネタだとしても無茶ぶりじゃね?とフロア中が息をひそめてズィーレイさんを見つめる中、
「ズィーレイ、オーレイ、僕の嫁にナーレィ!」。やりきったで!(笑)
ダカさん「次やる曲にひっかけたんだー!(大うけ)」
って事で一気にテンションの上がるあのイントロ・ドン!「BE MY WIFE」で最後〆。
しゅーりょー。




突然の思いつきでしたが、徳島行けてよかったっす。一期一会のライブが見れたよ。やっぱりユアソンとビークルの絡みは大好きだ。
次回徳島、機会があればじっくりゆっくり、東大ラーメンとか食べて帰りたいお。
横断歩道で、緑ハッパパンツのJJとすれ違ったりしてみたいお。
上記2行は、次長ブログ風に演出してみました。
そしてDOUBLE-00、空調とキャパを見直した方がいいと思うよ。次は死人出る。

ではでは。ウザ長文のお付き合い、真にありがとうございました。
本当はもっとこう、すっきりしたかっちょいい、スタイリッシュなレポートにしよう!
と、いろいろ試行錯誤したんですが、書き進めるうちに悟りを開きました。
曰く「三つ子の魂、百まで」。スタイリッシュとか、もうムリ。
ありがとうございました。