only the lonely GO WEST@神戸ZINK(8/5)

休暇明けの今日は気合いれてお仕事じゃー!!と、
8時過ぎ(弊社は9時30分出勤でございます)に会社着たら、
今日するべきことが10時には終わりました。
おまけに会社の人、みんな現地調査で出払っていて、まさしくオンリー・ザ・ロンリー
さて、何すべかな。今日のお昼は何を食べよう。

おとつい、帰ってきてから頭痛で寝て、昨日も首痛いしで散々ぱら寝て、
相当すっきりした顔で「only the lonly」ライブを拝見。
ご飯も食べずに家帰って来たのに日にちが代わっていたっちゅー恐ろしい事態にも関わらず、
今日も早起きできたとこを見ると、私、元気です(@魔女の宅急便)。




取り急ぎオンリー・ザ・ロンリー感想。あんまり覚えてないけど。

ブラッドサースティー・ブッチャーズ、吉村兄さん発起人の、
「普段はバンドやってるボーカリストが一人で弾き語る」
「男なら一人でやれ!(といわれたとダカさんが吉村さんから脅されたとか)」
という趣向のイベント。第一回目は東京で、今回の第二弾でもって全国展開。
昨日は神戸のZINKという、非常に辺境な場所のライブハウス(というかイベント小屋)で
行われました。駅から歩いて15分。倉庫街の真ん中。
夜に一人で歩けって言われてもお断りしたい場所です。けど小屋の雰囲気は大好きです。
後学の為にメモるとしたら、バーカウンターの奥にロッカー&クロークあり(300円)。

出演者は、
バンドアパートの荒井くん(もうすぐ30のギリ29歳)、
ビートクルセイダースのヒダカさん(ほやほや40歳)、
でもってブッチャーズの吉村御大。
御大言うても41(今年42かな)、ダカさんとあまり変わらん上に、掟さんと同級生(wiki情報)。

席は、事前情報によると、「200席の200立ち見」だそうですが、
席は200以上あった上に、立ち見も200以上おったんちゃうかな、という盛況ぶり。
うちらははじっこでしたが、席を無事ゲット。
座ってこの人たちの歌声を聞けるだなんてそうないので、ほんとウキウキでした。



一人目はバンアパ荒井くん登場。
人の多さに緊張したみたいで、水持ったコップを手に
「ほら、震えてる」。
どんだけバンドで場数踏んだ人でも、一人きりだと違うんだなあ。
写真で見覚えのある荒井くんからは髪の毛もすっぱり短く、
私は「照英風味だ」、おもちちゃんは「高田に似てる」。
総括すると、背の高い、ガタイのよい兄ちゃんてことですね。
声の美しい(以前にダカさんが「その見かけとは全然違う美声」と言うてた事がある)、
一服の清涼剤のような歌でした。存在自体も、後に続くあくの強いおっさんの中にいて、
とってもさわやかな部活後輩系存在(笑)。
間が持たない!って、中盤に妙にアセアセしてはりました。
リクエストで飛んでた「星に願いを」をちゃんとしてくれたらよかったなー。
やりかけて「どんなんだっけ?忘れた」だ、そうです。やらないと忘れるんです、とも。
6曲+リクエスト1曲で終了。

次に登場は吉村御大。傍らのコップ、色的にお茶かな?と思っていたら、後ほど
「ウーロンハイお代わりお願いします」とおっしゃっていたので、まあ酒だったと(笑)。
1曲目は「プールサイド」。去年のビークル名古屋対バンの時に、
この曲がすごい好きだっていうケイタイモさんが飛び入り参加してた曲。
あと、ダイノジFESのときに同じく弾き語りで聞いてめっさ感動した
「ストーリー」「未完成」もあった。やっぱり感動。特に「未完成」は、訳なくぐっときます。
決して上手いボーカリストさんじゃないのですけど、
声を聞いてると次第に身体がステージに傾いていくような、
そんな吸引力のある歌を歌う人。
しゃべらすと、普通のおっちゃんなんだけどなあ。酔ってるし。
MCでは、昨日一人で神戸観光してたって事で、
「高所恐怖症なのにロープウェイに乗っちゃった」話を。
しかし話の切り出しが「俺、Mなんですね・・・」ってどうなん(笑)。
後からダカさんに、吉村さんがMだなんて絶対ウソだね!って言われてました。

最後にビークル・ヒダカさん登場。
グレイ地の、襟元黒のパイピンクな、細い黒ボーダーシャツ(七部丈)に、黒のパンツ。
シャツの襟元が珍しく広いタイプのもので、鎖骨が見えてました。その絶妙さ加減が素敵。
ていうか細っ!ジャストサイズ着てたから余計だろうけど、腕とか首とか細っ!
妙にスタイルよく見えました・・・・・・私の目がおかしいのか。

最初の挨拶は「みなさん、こにゃにゃちわ!」(笑)。
先日お亡くなりになった赤塚不二夫先生(合掌)に敬意を表し、
今日は赤塚語でしかしゃべらないとかなんとか(普通にしゃべってたけどね)。
全般的にすごくご機嫌さんで、にこにこ、調子よくしゃべってはりました。
荒井くんや吉村さんと続けてみると、ダカさんやはり異質です。よーしゃべるしゃべる。
本来の『ギタ−一本で弾き語りアーティスト』イメージは、
荒井くんであり吉村さんなんですけどね。ダカさんのサービス精神を見た。

1曲目は「E.C.D.T.」。続いて「GTS」←だと思うんだけどなあ、馴染みなさ過ぎて自信なし。
旧面曲は他に「FIRESTERTER」を。
「FIRE〜」の方は、どうしてもあの究極にへんちくりんなPVのイメージが強くて薄笑いに。
けど大好きな曲なんで、イントロ聴いてびっくり。聞けるとは!ありがたやー。
あとは新面サイドの曲
(「CLOWN FOR THE DAY」「FEEL」「LOVE DESCHORD」「MIGHTY BLOW」・・・)
(・・・「E.M.O.」あったっけ?他多数)、
そしてダカさんのルーツミュージック(モンキーズ、デビッドボーイ、びっくりしたのでピストルズ等)、
なんでか「ランナウェイ」もあったりして、さくさくっと進む進む。
他のお二人と違うのは、1曲1曲自体が短めにアレンジされてて、その分曲数が多いこと、
これもダカさん風のサービス精神かな。
「CLOWN FOR THE DAY」の、サビ前の「hey!」っていう掛け声が妙に印象的。
あと、やっぱり左右に身体が振れるのねと(笑)。
それとどの曲か忘れたんですけど、1番と2番でアレンジが変わってて、
ギターの音数が減ってダカさんの声だけが残ったりして、緩急自在って感じでした。
今まであまり印象に残ったことなかったんだけど、ダカさんしっかりギター弾けんだなあって。
相当失礼ですね。
いやいや、やっぱりボーカリストと、なによりソングライターとしての才能が前面に出た上で
評価されてる方だと思うので、そんなにジャカジャカしてるイメージないんだなー。
昨日はめっさジャカジャカさせてました。ちょっと口、開いてました(笑)。
あと、荒井くん・吉原さんと比べて、固めのクリーン寄りなギターの音色が、
ガロウのルーツであるギターポップ系を思い出させてたり。
てかこの人、ラフィンノーズ(=パンク)に出会ってなかったら、
もしかしたらボーダーシャツにベレー帽なんかかぶってた可能性もあるんかと思うと、
少しおもしろい。

ハプニングとしては、「FEEL」ん時に弦が切れた!
1番終わりか何かで、相当熱入ったじゃかじゃを聞かせてくれてた途中でぷちっと。
「〜〜(歌詞)〜〜・・・あっ!」っていう、歌詞に混じったダカさんの声が生々しかったです。
弦切れたまま歌いきって、リペアに。ステージには他お二人のアコギもあったので、
「時間ないから借りよう」って事で、荒井くんのギターを手にするダカさん。
「吉村さんのギターは借りられない(笑)」らしいっす。
2曲ほど歌った後で、張り替えられたダカさんのアコギが再登場したんですけど、
持ってきてくださったのがくわえタバコの吉村さんで。
軽くのけぞってたダカさんが面白かった。
「吉村さんが張り替えてくれたんですか?」
「(吉村さん、重々しくうなずく)」←ローディーさんじゃないのか。
「・・・・・・じゃあもう切れないや(『切ることできない』の意)」。
どんな主従関係やねん。

アンコールはまず、ダカさんと吉村さんで、ビークルの「SUMMEREND」。ほんものギター!
続いて「もっと弱者を呼びます(ダカさん)」って事で荒井くんも交えての、
3人ギタボによる、ブッチャーズの「ギタリストを殺さないで」。
この3人の「ギタリストを殺さないで」は、聞いてるこっちが殺されるかと思いました。
全然ハモってないサビの気持ち悪さったら!
客席に軽く戸惑いの空気。「これでいいのか、このセッション?」みたいな。
舞台の3人も笑ってたよ。あれはないなあ(笑)。

時間も押し迫ってたので(アンコール終わりで10時過ぎ)どうかなあと思ったのですが、
ダブルアンコールあり。ダカさん一人。
「何しようかなあー」ってリクエストとる風にしたから、うちとおもちちゃんも言うだけ言うたれ、
と声にしてみたら、ダカさんが「お、いいねー!懐かしい」と反応してくれた。認められた(笑)。
やってくれたらもっと嬉しかったんだけどさ。
1曲目は、「俺と吉村さんしか知らないと思うんだけど」って事で、誰かのカバー(失礼)。
そんで、次に「ビートクルセイダースの曲をします」って事で「Imagine」で終了。

終わったら22時30分でした。ここから梅田まで、軽く45分はかかるんですが。
飯も食わずに私たちも解散。
そん無体な仕打ち(さすが真正S主催のイベント)にも関わらず、
もう次の京都が楽しみで楽しみで仕方のない私たちです。
しかしバンアパ見たくなった。RUSHBALL、1日目なんや〜…残念。

長々と失礼しました。これで夏の休暇第一弾終わり。



【追記】
昨日のオンリー〜で、弦を切ったダカさんの、演奏後の一言。

「(人差し指立てて、片言で)キレテナァーイ!」

……いや、切れとるよ(笑)!
発言のリズムのよさで、めっさ受けました。
後で感想文に足しておこうっと。

そしてマシータさんブログがすっかり待ちな件について。
お義父さん、という単語が臨場感を演出。