映像関係みたものメモ

よく考えたら先週の金曜日は夜バスに乗るので、そんなに時間がないことに急に気がついた己。せっせこせっせこ、消化するように映画見たんですが、消化しきれんものもあって残念。いつもこうだよな自分。学習しようぜ、自分……。

とりあえず見たものメモです。ネタばれあり。



■スジナシ・1
東海テレビ(だっけ?)でやってる鶴瓶師匠の「脚本なしでドラマをやろう!」というバラエティ。昔、よくこういう遊び(メソッド)を部活でしてたなあ、と懐かしい。

私が見たものは、大竹しのぶ勝村政信段田安則という、夢の遊眠社(イコール野田秀樹氏)と第三舞台に育てられた私にとっちゃ、夢のような3人の巻でした。段田さんが関西弁話してはるのん、やはり和みます。勝村さんは相変わらずSだった。

一番好きなお芝居は大竹さんの回。
「師匠がストーカーするまで好きやった、ちょっぴり薄幸そうな女性」を演じた(つか結果的にそうなった)大竹さん。本当になんでもない会話のやりとりなのに、大竹さんの言葉や表情、会話の運びで「大好きやった女性が遠くへ行ってしまう悲しさ」とか「いやなことばっかりあった街だけど、最後にちょっとだけ感じられた幸福感」がひしひしと感じられる、というとても素敵なミニドラマになっていて感激しました。大竹しのぶ、やっぱすごいぜ。



親指さがし
やっぱり冒頭10分で眠くなる。よって印象に残っているのは倒れた健たんを助け起こした松ケンとの2ショットのみ。すいません、眠くて最後まで見られなかった……。



■やさぐれパンダ
いいなあ。2回も見てしまいました(時間ないのに)。堺くんがかわゆすです。教えていただいたのですが、これは特にどこかで放送していたわけではなく、DVDでの作品だそうです(ありがとうございます!)。

サラリーマンNEOが好きで、堺さんが好きで、パンダが好きなら、お勧め。生瀬さんは多分誰が見ても受け入れられると思うから大丈夫。『パンダジャーニー』もよかった。寛大な国・中国(笑)。

好きなやつがようつべにあった。「パンダ検定」



間宮兄弟
前述しました通り、原作の改悪だとしか思えない内容ではありますが(私は先輩が好きだったんだ!)、「間宮兄弟」はそのまま「間宮兄弟」です!蔵ノ介さんが好きだったり、塚地が好きだったり(いるのか?)する方には、このお二人を見るだけの目的で是非見てみて下さい。一番のお勧めは、この映画を見て「間宮兄弟はこの二人」とビジュアルを脳に焼き付けた後で原作を読むことですが。

それぐらいぴったりなんですよ、この二人。兄弟に関して言えば「にいちゃん!」「てつのぶ!」っていう会話だけで満足できます。塚地氏の「にいちゃん!」が、本当にそのまんま。テレもなく、別に他の意味も含まず、いやらしさも微塵もなく、普通の「にいちゃん!」。この響きが30過ぎの男の口から出てくるだけで、素敵だなあと思ってしまいます。「兄」じゃなくて「にいちゃん!」がポイント。兄ちゃんの「てつのぶ!」も、なかなかです。しかし、やっぱり、変な兄弟だな「間宮兄弟」。愛すべきキャラクターと、愛すべき物語。



キサラギ
はい、今回の映画鑑賞大会のクライマックスはここでした。
見た全ての友人から「あなたは絶対好きだから見るべきだ」と言われ続けてはや半年。ここでようやく見る運びとなりました。
ええ、100万光年遅れて言います。



感動しました(TДT⊂。大泣き。



正直、泣く映画とは思ってませんでした。しかし、あの台詞(後述)が出てきてからもうこみ上げるものが止められずボロ泣き。あれはあかん。幸せなのに切なくて、救われるのに悲しくて。朝の7時からもうダーッ泣き(ばっかでー)。

私はどなたからも思われるとおり、グリシュン演じる『家元』にがっつり感情移入してました。なんて素敵なんだろう!素敵で素敵で、どうしようもなく泣けるファンタジー。


やっくんかな、誰かがぽつりと言った、「彼女は『アイドル』だったんだ……」という一言が、トリガーでした。全部の「謎」が、この一言で解けてしまうという。ちょっと鳥肌立ちました。すばらしい、すばらしいよこの台詞!!

「彼女は『アイドル』だったんだ」。
この一言で何もかもが救われた。家元の想い。ファンは重さだったんじゃない、彼女にとって救いだったという「真実」。そして不幸にも志半ばで亡くなってしまったけれども、彼女が持っていただろう「決意」や「覚悟」というもの。

そんな「真実」が明らかになったその次に、みんなで踊りまくるというオタクの哀しさ(笑)、面白さ、そしてビデオに向かって踊らなければならない「今」の悲しさ。

最後にフラッシュバックで彼女との思い出を思い浮かべるシーンでの家元くんのバックボーンが、また切なかったですね。ああ、本当に彼女の存在は家元にとってもひとつの『救い』だったんだ。そこに気づくと、余計に彼女の笑顔が美しく見えてしまい、更に涙ダー。

みんなの「正体」が分かっていく流れも面白いし、最後の真実がわかってからの清々しさと、ちょっとした切ない名残も、でもって最後の最後であのシーンに突入してしまう遊び心も含めて、大好きな映画がまた1本増えました。嬉しいなあ。


そして再度思うこの気持ち。『アイドル』だから、私はあなたたちが好きなんだよやっぱり。うん。切ないんだけどさ。



とりあえず以上。
デスノの後半と、「かもめ食堂」はどうしても見はぐれました。
かもめ食堂」はどうしても眠くて、前半で寝ちゃった・・・。また見ます。前半見ただけの感想を言うと、私はどうやら「フィンランド」という国が大好きなようです。そんなにたくさん外国行ったわけじゃないけど、今まで行った中でも「フィンランド」はどうも自分の中で位置が違う気がする。物価超高かったのに(笑)。

デスノはコンプリートDVDをヤフオクで購入したので(こういうところだけ手が早い。ヲタの性質って哀しいね)、今後じっくり見ます。見ますっていうか愛でます。キモい。


せやけど、デスノの後半見るのやだなあ。絶対泣くもん。久しぶりに見たよ、あんなに美しい死(もう知ってるんだけど、それでも泣ける。こんな自分がやっぱりバカすぎる)。
『Lの「L」は「LOVE」のL』……まったくもってバカですね。


■今一番愛してる「松ケン映像」。どこまで本気でどこまでネタなんだ(笑)。
個人的には「ムニっ」となっている負けず嫌いそうな口元と、
クラウザーさん指がたまりません。


■もういっちょ、映像ついでに更に愛情溢れる1本。こちらを作ってくださった神に感謝。
選曲からカット割から、何からなにまで完璧すぎる(松ケンの顔が美しいのはいわずもがな)。
てか、自分のパソコンにも「映像メイカー」入ってんの発見してしもた。
作れるかな・・・(やばいやばい!)。


この子、何か食べてる時の口元が本当にもう・・・・・・(ことーばにーできーない〜♪)

  
ほな、失礼します。アホ発言が飛び出さない内に。