映画「D.M.C.」(1回目)

デトロイト・メタル・シティを見てきました。
うわ、女の子ばっかりや!松ケンファン?と思ったら、レディスディやったという。
ああそうですか。


デトロイト・メタル・シティ 4 (4) (ジェッツコミックス)デトロイト・メタル・シティ 4 (4) (ジェッツコミックス)
(2007/11/29)
若杉 公徳

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ネタばれ?は多少あります。
  

 
もう、見終わった後の感想が「くっ、だらねえええ!!!!」。
力いっぱいくだらないです。もうこのくだらなさ大好き。
大人がよってたかって、一生懸命愛情と知恵と時間を使って、
がっつり気合いれて作ったことがありありと分かる映画でした

○愛が分かるポイントその1.役者のなりきりっぷり。
 登場人物の立ち位置から衣装からコスチュームから、何から何までそのまんま。
 二次元を三次元にするとどこかいびつになるように思うんだけど、
 この映画に関しては違和感ゼロ。
 何よりクラウザーさんの、あのナリ自体に思わず「うわ、めちゃかっこいい・・・」と
 客に呟かせた時点で、この映画の8割は成功なんじゃないかと思う。
 つーか、ジャックが超絶かっこよかったんですけど!!!ぎゃーってなった。ぎゃーって。

○愛が分かるポイントその2.原作テイストのイキイキっぷり。
 大倉さんと岡田‘うっちー'義徳くんが演じる「DMC信者」の台詞がそのまんまで、
 けどその台詞の挿入のされ方といい呟き方といい、もうそれがまったく違和感ない(笑)。
 一番笑ったんは「ああ!赤が寝返ったぞ!!!」の部分。
 全般的に遊園地のシーンは大好き。テンポよすぎて次から次へと見所満載。ドリフ風味。
 最後のテロップ見てたら、脚本家さんが大森美香さんやったんで驚いた。
 大森さんって、男の子の台詞やら、妄想系の台詞書かせたら天下一品ですね。

○愛が分かるポイントその3.曲が普通にかっこいい。
 ライブシーンがかっこよすぎて目が点に。どうしよう、アルバム欲しい。
 つか、クラウザーさんのライブに行きたい。ほんまに普通に、ZEPPとかで(笑)。
 GO!To!D.M.C.!!って言いながら中指おったてたい。
 佐治くんも普通にいい歌だし、サリーマイラブ(高橋一生くんはどこに出てたんだ?と
 あとでネットで調べて佐治くんだった時の驚きといったら・・・彼もカメレオン役者ですね、
 つか、わしが気づかなすぎか。すいません、高橋くん。だってあなたいつもオタクか犯人役・・・)。

あとは細かい部分で噴出すポイント多数で。
最初の「DMC」という、3人メンバーによる文字、あれ絵で見ると普通に流しちゃうんですが、
本当に人間がやってると、めっちゃインパクトあることにいまさら気づき(笑)。M字開脚…!
あとはクラウザーさん(=ねぎっちょ)の着信音がフリッパーズだったり
クラウザーさんのケツポケから『ダバダバダバ〜♪(by恋とマシンガン)』が流れるあの面白さ)、
本当に「永遠のお洒落ミュージック・プリンス」カジヒデキ氏(本物)がキラキラと登場してたり。
映画(音と映像がリンクする)ならではの面白さがいっぱいで、
見てて本当に楽しかったです。

いいなあこの映画。
全体的にもう少し勢いがあってもいいかなと思ったんですけど、
あそこまで原作にリスペクトばりばりで、それもかっこよく(そしてちょっとホロリありつつ)
映画化してくださっただなんて、幸せな作品で、私たちも幸せな読者だ。



何より、いまさらながらお恥ずかしい話、
松山ケンイチくん(略称松ケン・・・てみな知ってるちゅうに)にダダはまりです。
「ロボ」も見てたんやけど、あの時は話の面白さに感心(木皿脚本のお話はとても好き)
するばかりで、松ケンを見ていた記憶があまりにない。
ていうか、テレビサイズじゃ気づかなかったのです、あのあの、




松ケンのスタイルのよさに。




足、長っ!細!腰高っ!
遊園地シーンの、個室から出てきた時のヌボッり感に大笑いしました。
クラウザーさんデカっ!みたいな。ブーツはいてるから、割り増しで背がでかい。
単体で見たらそう感じないんですけど、
ねぎっちょも田舎道でおかあちゃんと歩いているシーンを引きで見ると、そこはかとなくデカい。
デカいっていうか、スタイルがいい!という印象。足長い!(二度目)。
ねぎっちょ、普通に立ってたらそのスタイルだけで惚れそうです。おまけにカーディガン(萌)。
ねぎっちょやクラウザーさんの全身がスクリーンに映るたびに、ニマニマしっぱなしでした。
スタイルのいい細身男子、大好物(例:結婚前(笑)のいのっち等)。
クラウザーさん時の青いマントも、そう違和感なく。
むしろ、スタイルのよさが引き立って更にかっこよさ割り増しドン。
ねぎっちょもどうしようもない愛らしさがあって、
思わず「がんばれ!がんばれねぎっちょ!(けどその歌はどうかと思う)」という気持ちに。
原作のいい部分を綺麗にすくって、きっちり形にしてくれる役者さんなんですね。
Lのときに高評価やったんも、いまさらながら分かった風。
うん、松山ケンイチという役者さんが日本にいてよかったとつくづく思う。
あのスタイル、国宝もんな。そこか。

今からTSUTAYAに出かけて「デスノート」と「親指探し」を探すところから始めます。
えーと、どっちも死ぬのか? 途中で死ぬのか松ケン? まあええか。
なんか昔もこんな感じで、避けて通ってすらいた「浅野忠信」に、
一本の映画で思い切りハマって、がんがん彼出演の映画を見まくった事あったな。
そんな感じになりそうです。
まだ浅野さんの時よりは出演数が少ないので、寝不足にはならなさそうです。
浅野さんはキャリア長い分、1999年当時の時点で、もう20本以上あったから・・・
松ケン、待ってろよ!!