映画「ヒメアノ~ル」~森田さんの器の大きさと、濱田くんの受け演技の確かさ。

 

出落ちに近い。森田さんにオファーをだして、森田さんが出演オッケーした時点で8割お仕事終わり!な、感じ。ストーリーに共感など一切出来ない分、ひたすら森田さんと濱田くんの芝居を観賞する映画。古い池の底みたいに鈍く光ってる目で森田を演じた森田さんはもちろん、濱田くんの受け演技が凄まじく達者だった。え、こんなに上手なんだ、と改めてびっくりしたぐらい。

森田さんはナチュラルにずれてるところから湧いてる不気味さ、イヤーなノイズ感のかもしっぷりがさすが!……というか、どちらかというと、これぐらい出来るよね森田さんなら、という気持ちだった。この映画見て森田剛って役者に目をつけた人に「夜中に犬に起こった奇妙な事件」見せたいな。最高に可愛かったあのお芝居のあのときの彼と、今回の森田までが同居しちゃえる、というところに、森田さんの魅力があると思った。

なので、両方見てほしいなあという感想になるのでした。