OTODAMA'09@泉大津フェニックス

泉大津フェニックス(会場名)は、昨年のRUSHBALLに引き続き2度目。
今年は日本一ユルいといわれる「OTODAMA〜音泉魂」での参加です。
何がどうユルいんだ?と思っていたんですが、初めて参加で納得。
まず会場移動のユルさ。去年のRUSH BALLの時も感じましたが。
2ステージのイベント(OTODAMAは厳密にいうとフェスじゃないらしいのよねー)って
もうそれだけでラク。あっちとこっち、っていう選択肢しかないものね。
この快適さ、見たい人を求めて時間を気にしつつ、長い移動距離をひたすら歩く、
っていう行動をとらなくていいっていう点の快適さは、CDJ大阪にもあった快適さで、
だからこそ今年CDJ大阪がないことのショックはデカい
(幕張はあれだけの数のステージがあるっていう時点で既にシンドイ)。

話それましたが、次にユルいのはお客(笑)。
普通のイベント・フェスだったら「こんなとこにシートひいちゃいかんでしょ」
っていう場所に進出してきているシート基地ですら、撤去の対象ならず。
見た目的に危ないんだけど、会場大きさに関わらず、参加者の人数がそんなに多くないので、
渋滞が起こることもなく。
これに関しては、もう少しモタついてくると行政指導が入りそうですが、
行けるところまで(放置できるとことまで)頑張ってください。

あとは同じ会場で行われるRUSHと最大違うのは、出演者のユルさ。
演奏がユルいとかそーではなく、出演者の雰囲気といおーか、原質といおーか、
ポリとかビークルとか、今年でいうと筋肉少女隊が出てますけど、
ピコピコもタテノリも早弾きも全部ひっくるめて、なんかユルい。
これは、端々でアーティストさんが口にする「清水音泉!」っていう会社さんの
特質なんだろうなあ。


だもんで、結論としてはやっぱりユルい」イベントでした、やっぱり(笑)。
わしらもユルーく楽しんできました。
つかねーつかねー、なんかいろいろ奇跡があって、
最後まで超テンションアガったまんまでございました。あーめちゃ楽しかった!

入場して基地を作って早々、モノちゃんの前に唐揚げとフライドポテトとビールで乾杯。
フェスだと朝からおおっぴらにお酒が飲めていいですね(そーですね!)
おめーだけだよ、という声が聞こえてくるけど気のせい。


monobright
前の方でガッツリ。ガリガリとRGの「入浴宣言」ももちろん前で見た。
RGの汚すぎるビジュアルももちろんばっちり!ああもう、本当汚いっ。
カルロストシキてw

宣言のお二人の退場タイミングで「SGS」が入って、モノちゃん登場。
全員秋色衣装。ワインレッドシャツにネクタイの桃ちゃんが超かわいい!
大切なことなので二度言います、大変!桃ちゃんがかわいく見える!
シャツの丈もパンツのセレクトも全てベスト!!蝶ネクタイじゃなくって、ネクタイなのもナイス!
何がナイスって、1曲目終わりでネクタイ緩める桃ちゃんが目撃できたことで。
男の人がネクタイを緩める仕草って問答無用に胸キュン。それが桃ちゃんであっても。

つーかまっつん。
リニューアルまっつん(新しいアー写ビジュアル)が
ちいちゃいケンイチ氏(うじ)ですよ、ちいちゃいヒゲケンですよ。
ビジュアル的にはインパクトというかムードというか、
何か足りないモノちゃんたちに一粒の胡椒的な存在になるやも。がんばれまっつん。
ちなみに出口くんは木こり、たっきーは何をどうしてもはかなげである、ということで。


[セットリスト] ※全てOTODAMAブログより転載させていただいております。
M1.色ver.2
M2.踊る脳
M3.STEREO FREAKS
M4.JOYJOYエクスペリエンス
M5.頭の中のSOS
M6.SGS
M7.アナタMAGIC

OTODAMAさん、1曲目は「虹色」なんていうファンタジーなものではなく、「紅色」だよ!
しょっぱなが紅色で、新曲2曲。おまけに「SGS」ですから結構冒険セットだなーと。
JOYがライブ栄えする曲だな!手を叩くでーさんの、手首の角度がいつも気になる。
「SGS!」っていうコールを、清水音泉に合わせて「SOZ(J?)」と。心憎い。
去年の今頃の感想は「ライブがうまくなったなあ・・・(感動)」だったけど、
今年は「イベントに慣れてきたなあ」と。大きいステージに慣れるって、素敵ね。
あ、けど「SGS」はライブハウスで聴くほうがアガるから、
是非みなさんhatchのワンマンに行きましょう!
MCは相変わらずねちっこく。
何しゃべってた覚えてないけれども、とりあえずなんかねちっこく粘ってました。
みんな朝から楽しそうに演奏していてよかったなあ。
楽しそうな中にも、大きなステージに立つ気張り具合とか、
いい感じのテンションの高さもあって、見てて気持ちよかったー。
hatchが埋まりますように(ナムナム)。



ライブ前後に、小さいステージで遠めに50回転ズのサラリヘアを眺めたり、
宮崎名産・にく巻きおにぎりを。
炎天下の中でも食べきれる小さいサイズ。焼肉に添付されてた玉ねぎが美味。

食べながら遠目でスクービー。
1曲目のトラウマ掛かった時はあ、と思ったのだけど、
気分が妙にまったりしてたので、終始遠めにノリノリで拝見。
しゅうさんの白ジャケットでの熱いステージ。
MOBY兄さんのヘアだけがしゅうさん越しに少し見えてました。ヘアで訴える男。
フロントエリアがめっちゃ揺れてたのが印象的。


途中、熱湯コマーシャルにお約束通り闖入してきたタロマシを拝見。
完全に上島先生となっていたタロちゃん。あの新衣装のまんまで熱湯に飛び込んでた。
ハマって湯船から出てこれなくなったガリガリがツボった。「氷で埋めてくださーい!!!(悲)」。
そのままお昼寝タイムに入ったら、腕に時計の跡がつきました。
携帯で写真を撮ろうとしたら「熱くなりすぎて起動できません」と出ました。どんだけ天気よいの!


ビークル
RUSK→CUM ON FEEL THE NOIZEっていう流れは(特にRUSK!)すごいアガったのに
メロンで一気にプッシューと。
メロン記念日、出てくるんはええねん、あの曲もキライじゃない。
けど空気読もう(本日の標語)。
なんかもう、とりあえず寒かった。周囲の空気が一気に冷えてました。
ある意味めったにない瞬間を味わいました。メロンありがとう。

ひとついいことあったのは、

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海からの逆風にめげずに飛んできたお面をおもちちゃんゲッツ!
と、いうことで記念写真。
裏側の、明らかに鼻とおでこの位置に人油跡がございまして、
ああ、タロちゃんの油だなあとニマニマしました
(嘘。あまりにリアルでギャッってなった、ギャッって)。



●カジくん
あ、今セットリスト見てたら、『甘い恋人』1曲目だった。残念。
ビークル終わりで小さいステージ(露天風呂)に移動。カジくんを見る。
ハーフパンツ・鮮やかにすぎるブルーのポロシャツで、今日も超絶爽やかさん。
「THE SWEETEST LOVE」でダカさん登場。「若作りブラザーズです!」
おんとし41歳と42歳のコンビ(カジくんが上なのが恐ろしい)。
見えるとか見えないとか以前に、カジくんはいろんなものを超越しているし、
ヒダカさんにいたっちゃお面ですが、それでも若い。おおよそ世間の40代すべてを裏切ってる。
おまけになんか二人並ぶと、曲間のキャワキャワ二人ではしゃいでいる様子が
妙に女子高生ノリで軽くキモかったですw
あと特筆すべきはカジくんジャンプ(異様に到達点が高すぎ)。
一生に一回は是非ご覧になってください。まねしたら足つりました。


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だんだんと日が沈んでまいりました。


ポリをシートでまったり。
ポリのみなさんの登場Mは「スチュワーデス物語」(笑)、
コメントは「ポリシックスエアラインのご登場いただき・・・」、
出てきたお衣装は、男性陣がパイロット、女子陣がCA。
ここで一気に会場に一体感が生まれていました。キョーエー!!!!声にならない声。
かよちゃんとフミねえさんのCA姿がかわいすぎてかわいすぎて、
ありゃ、本気男性ファンにはたまらんやろうなあ。
あの制服の何がエロいって、スカートから足のラインがなまめかしさったらないっすね。
翻り、フロントマン・ハヤシくんのお帽子、よく見るとアゴ紐つき(笑)。
めちゃかわゆす。幼稚園児的かわゆさ。
ゴムを確認した瞬間、ももと顔を見合わせて
「見た?!見た?!ゴム!アゴ紐!!!!」と大騒ぎ。
そんな中、わたくしが一番萌えたのが、
パイロット制服でひたすらドラムを無表情で叩いていたヤノくんっていう事で。
ヤノ!ヤノ!無表情ヤノ!って大喜び。マジで君に胸キュンで困りました。
音楽のこと、ひとつも触れていないけど気にしないで下さい。



ポリ終わり、シートでまったりしていたところ、
ご近所だった「ライブハウステント」に人だかりが。
※関西のライブハウスさんが総出で盛り上げていたスペース。
それを遠目で眺めつつ、
「次、シークレットらしいで?」「ふうん、誰なんやろなー」
「撮影禁止とか出てる・・・まさかお面?」「さっきメロン歩いてたから、メロンちゃう?」
なんて会話していた途中、出演者を呼び込む声が聞こえました。

ヒダカトオルさんですー!!!」

・・・もものダッシュ力(元陸上部)についていけなかったよ、文化系。
ライブハウステントにはダカさん1人ご出演(withお面)でご登場。
人に囲まれまくったダカさん、私からはお面と素顔のラインと、
鮮やかなメッシュ(あれは金?銀?白?)が揺れてるのが見えました。
雰囲気はロンリーイベント時にも似て。
ギター一本で弾き語りを、「Let it be」や「imagen?」等、トータル4曲ぐらい。
「Let〜」は『リクエスト受付まーす!』って言うて歌ってくれたんですが、
そのリクエスト受付時に長渕先生等も軽く歌ったりして、そして少し似ていたりしてw
ダカさんのアコースティック弾き語りはやはり沁みる。声が好きなんだもん、仕方ない。何に逆ギレだ。
さっきの不完全燃焼具合が結構沈静化。人間単純だ。

正直、OTODAMAの雰囲気的には、ビークルよりこちらだよなとも。
是非来年は、アコースティック編成でのオファーっていかがでしょうか、清水さん。



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太陽がなくなりました。



ユニコーン
現在、日本で一番多くの人に
「音楽を奏でるという行為にある、根本的なハッピー感」
を感じさせてくれるバンドさんではないかと思います。
何より、ご本人たちがめっちゃ楽しそうで楽しそうで、
見てるこっちまで嬉しくて幸せになれました。
もうセットリストが ネ申 。

1 ひまわり
2 服部
3 BLACKTIGER
4 すばらしい日々
5 WAO!
6 ヒゲとボイン
7 大迷惑
8 HELLO

なんかしょっぱなから大声で笑っている川西さんとか(フロアから川西さん見えなかったから、笑い声だけが響き渡っていたとゆーw)、
「服部」をステージをあちこち移動しながらハンドマイクで歌う民生さんとか、
声を精一杯高く張り上げて、ポリ・ハヤシの真似っこをしてたところ、最終的に「何が違うって、歳が違うwww」と民生さんに笑われた上にピックを投げつけられ、阿部さんには鼻をつままれた上に顔を直近まで近づけられるというセクハラwを受けて、ケラケラ笑いながら逃げていたEBIさんとか(長)、
すばらしい日々でいきなり「川西さんに当ててこの曲を書いた当時の民生さんの気持ち」など別段今更思わなくていいようなことでじんわりした自分とか、
その後の怒とうの流れでガーッと盛り上がり、「WAO! 」での、「つーか大阪盛り上がってるかあ!!」って叫んだ阿部さんにギャーッ!てなったりとか、
再び「大迷惑」をハンドマイクで歌う民生さんと一緒に32ヶ月の いわゆる1人旅♪(イエイイエイイエイ♪)』をやりきって完全燃焼感を感じてみたりとか、
最後の「HELLO」の畳み掛けるように繰り返される部分で胸がいっぱいになったりとか、
とがってた頃のユニコーンには間に合わなかった世代だけど、今のユニコーンと同時代に存在できて、本当に心からよかったと思います。
幸せでした(ジーン)。
民生さんのすんげえ張ってた声がとても印象的。
声ってあんなに前に飛び出るもんなんだな。
風の方向とかもよかったんでしょうが、空気が震えてました。
あとね、最後、演奏後にステージ前に出ていらした川西さんを受けて、民生さんが川西さんの名前紹介を(他メンはしてないのに)やったんですよね。そいでもって、川西さんがニコニコ、ドラムスティックをフロアに投げ込んで、それを見やってから、民生さんは改めて深々とお辞儀をしてお帰りになったんですね。
ユニコーンに関して、私はあまり多く知りませんが(未だに「川西さん」が『西川さん』になる私。私がパチパチやらビーパスをみていた当時だけ、彼は『西川』だったということを16年目に初めて知ったとゆー、それぐらのレベル)、その後の民生さんのカリスマ的上昇気流は知ってる世代としたら、その一連の民生さんの動きだけで、なんていうか、彼の中の「ユニコーン」っていう存在の大きさに触れられたというか、改めて思い知らされた気分。



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で、ユニコーンで胸いっぱいになって、露天風呂のトリ様に移動。
すっかり月の綺麗な夜です。
結構前の方で見ていたから、脱出が難儀やった。



フラワーカンパニーズ
今月のFM802ヘビロテになってる『深夜高速2009』が、あまりにド直球で身体の中に飛び込んできた曲やったんで、これは是非生で聴きたい!と熱望しての参加。
小さいスペースから人が溢れてる中をとことこ前進。2〜3曲目から参加。
ライブバンドさんだということ、ミュージシャン仲間にファンが多くいらっしゃることなどは
予備知識として知っていましたが、このときに初めてマエカワさんがベースだと知る。
まったくもって失礼な話ですいません。

そしてやがて始まる印象的なイントロで「深夜高速」。どよめく会場。
歌詞がびっくりするぐらいまっすぐに耳に入ってくる。
屋外のフェス会場でここまで歌詞が咀嚼できるぐらいに届いたのって、
3年前ぐらいのせっちゃん以来の経験。歌詞がぐっと胃の奥を掴んで離さない感じ。
これ、昔も聞いたことある気がするーと思っていたんですが、やっぱりラジオかなあ。
最初にラジオで聞いたときに気づいて愕然としたんですけれども、
そんでもって帰りのバスでおもちちゃんも同じこと言うてはって、
清水音泉の番台さんも同じこと言うてはったことなので、
多分、ここがこの曲の肝なんだと思っているんですけれども。

このお歌、最後まで聞いても、全然解決してないんですよね。
まだまだ、もがいている最中の曲なんですよね。
それでいて、いろんな人にはまる最上級の応援歌として、
いろんな人の胸に響いてるという事実。
安易に「ハッピー」という言葉を使っていないのに、
頑張れよなんて一言なんかちっともないのに。

『生きててよかった』なんて、結局は最後の最後までそんなもんわかんなくって、
だからこそ最後の最後まではとりあえず走りきらなきゃいかんという、
その葛藤とあきらめと、反面の力強さと前向く意志の固さに溢れたこのお歌、
聞くたび愕然として、聞くたびにぐっときてしまう。
歌詞を知りたい方はこちらにどぞ >>>深夜高速 歌詞

やっぱり聴きにきてよかったー。
そんなグズグズした気持ちを吹っ飛ばすように
最後は手踊りが楽しい「真冬の盆踊り」で盛り上がり。
最後に勝手にアンコール(笑)で、もう1曲して盛り上がり。

で、踊ってる最中におもちちゃんに突っつかれて隣を振り返ると
隣に出口くんが超絶楽しそうな笑顔でステージをご覧になっていて
踊りながら口からなんか吹いた。
あまりに突然のお出まし、にこにこ普通にお佇みだったので、
「ちょ、、ちょ、隣にでーさんいる!」
って言われても、一瞬なんの意味かわからなかった私とももを誰が責めよう(笑)。
フラカン終わりで何人かのお客さんから握手を求められてて、よかったよかったw
私も握手してもらえて良かった良かったwww


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お疲れ様でやんした。長々と3日もかけて書いた私もお疲れ様・・・・・・。
あ、筋少のこと書いてない!
シートから遠く眺めていたのですが、どのバンドよりも音圧がすごかったです。
野外であそこまでよく響かせるよなオーバー40。
自らDJハヤシの前座になっていたオーケン兄さんが素敵でした。
「暖めておくから、ハヤシくん!」(笑)。




●おまけ:今回の目玉買い物。

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ビークルさんのニューグッズ「ウィンドブレーカー」。
もう超絶かわいい。ピンクのチェック、蛍光グリーンの裏地・ポイントといい、
相当しっかりしている作りといい、
これはこの冬のマストアイテムですよ奥様!!!

しかし、3人(今回の参加者3名)とも気に入って全員、これを購入したもんだから、
どこかで冬の現場、3人が集う場が出来て、みんなこの上着でトリプルルックになったら、
いろんな意味で小さくなりそうな気がする(笑)。いや、着るけど!
早く寒くなーれ。