V6@神戸ワールド記念ホール(6/12・昼)

昨日、神戸に行ってきましたお。もちろん目的なブイっコン。大阪のイベントスペースが極端に減ったせいで最近大活躍の神戸ワールドは、狭い分天井まで熱が回っている感じがする素敵コンサート会場でした。わたしこの会場、好きっす。仕事で使ったときは会場周辺のなにもなさに閉口したけど。

事前から聞かされておったので期待はしていたのですが、期待以上にお席がすごくよくってねー…って、最近、こんなことばっかり言うてる気がする。10th以降、ぶいっ子第一線から手を引いて、なおかつ覚えてもないぐらいしかコンサートに行ってなかったりしますが、そのどれも席がそこそこよい。『無欲』は無敵なのか。つーか欲がないからどの席でも楽しめるようになったのかなあ…あ、こっちの気がする(笑)。どちらにしろ、無欲って無敵。




話は戻ってどんなお席かっつーと、あたいたちが胆力を精いっぱい絞り出し、なおかつ理性をなくすと(端的に言うとキ●ガイになったら)、あっけなくセンターステージに走り込めるようなお席でした。ステージ超近いったら。「ここから上がってくださいねー」の演者さんあておしるし(矢印)もご丁寧に目の前の足元まで伸びてる。ここから上がっているの丸わかりじゃんwww

ガード係の男子も、別段黒人SPさんのようなゴツいこわもてのおっさんというわけでなくフツメンなわけで、一番ステージに近かったももちんは終始落ち着かない落ち着かないとこぼしてました。そりゃそうだ、ももちんが貧血(彼女から程遠い言葉だけれども)でもおこしてフラリと前に倒れ込んだり、じゃなくても踊っててバランス崩して一歩足を前に踏み出したらそこはもうステージなわけです。なんてたって柵も遮るヒモもねえ。どんだけ性善性に支えられているんだとゆー(笑)。それとも15年目の余裕?似たようなステージ真横席は数あれど、あれだけステージ直近な席は生まれて初めてでした。おかげで「3D?何それ滲んでるだけじゃね?」状態でしたけどね。あのメガネ、いつか再度の出番があることを願って仕舞っておくよ…。




席配置が印象深かったので、うっかり長くなってしまった。
以下本編です。

案の定始まってメンバーがステージに登場すると近いどころの話じゃなく。なんつーか、京橋の駅前なんかで踊ってるストリートダンサーを思い出しました。ザッツ地続き。目の前でダンサーが動いている感満載。うーん、こりゃすごい。贅沢。おひねりも投げられます(やるとすかさず追い出されます)。

真横から見るには惜しい演出もたくさんあったんだけど、ガツガツ踊る曲でのフォーメーションの動きっぷりが素晴らしく楽しくて!



いやあの、終わったあとにももちんとも話してたんだけど、ブイはすごいねって。離れた距離があるからこそ見える良さってあるんだなーってしみじみしちゃいました。好きで好きで大好きで追いかける熱に浮かされるようにして追いかけるのもすごい楽しい作業ですが、ふっと思い出したように見に行って、改めてその対象が持つ魅力や実力に再び驚く、っていうのも幸せだなーと思ったのです。少なくとも我々は昨日、とってもとっても幸せでした。「ああ、このグループのファンでよかったねー」という幸せ。「あのアホのような狂乱の3か月は嘘じゃなかったな!楽しかったよね!」という過去を全肯定できる幸せ。口を開けばももとそんな話ばっかり。セットリやら、私的には座席(奇跡の仙台コンに近い印象の席)にデジャブ感があったので、余計にそういう話になったのかもしれません。

ある程度人生歩んでたら「ちっ、あの時間は無駄やったわ(あの時のわしSHI★NE!)」ぐらい思える時間は両手の数に足るか足らないほどはありますが、V6に関しては「わしのヲタ人生悔いなし!あっぱれ!」と思えるとゆー、本当に稀有な存在になっていました。

ひっくり返せば、それが彼らの強みなんだなーと。
今のクオリティが、昔の思い出の中のクオリティと同等って、意外に世の中には少ない奇跡なんじゃないかと思う。上り調子の人は別として、言ってしまうと、解散説まで出てしまったグループ、決して世間的には「上向き」じゃないはずなのに、見た後に「ちょww
誰だよ解散説なんてこっ恥ずかしい記事書いたのはよ(嘲笑)」という気持ちになれるものを見せてくれたっていう事実そのものが、V6っていうグループの持つポテンシャルの高さなんだなあって。

昨日のコンで、その事について彼らもえらく自覚的になって、それもびっくりしました(笑)。ちうかイノ吉さん!開き直ったともいうけれどもw、どれだけ「戻ってきてくれたらいいんだよー(微笑)」と繰り返してるんだ。他の会場でもそうだったんでしょうか?言われる度に笑ったわ〜。自分たちのファン数が落ち込んだ事を完全に理解してないと言えないセリフだよねそれ。自覚的になったって事は、これからもその強みを武器にしていきますっていう宣言とも受け取ったど。ブイさん達がクオリティ高いものを出し続ける限り、あたいたちはきっと出戻り続けると思うんだ(そりゃ昔ほど金は落とさないかもしんないけど、そんな客も大事にしてくれるのかなw)。
熱心に彼らだけを応援しているファンにとってはうざい一言だったのかもしれませんが、出戻り組には笑いも生まれつつ、なんとなく強さまで感じた一連のやり取りでした。例えるなら「雑草魂」。ステージングは全然雑草ぽくないのにね。



あとは凱旋コンサートらしく、映像にめっさお金掛かってて、超かっこよかったー!オープニングの映像が超かっこよかった!飛び出しも何もなかったけど(しつこい)、金と手間がかかってるのは分かった!あとかっこいいのもわかった!文字の入り方がなんか漫画ぽかった。ジョジョとか。

そして中盤の「強くなれ」の映像が一等ラブでした。

音が全体的に低音重視のまるでクラブイベント会場のど真ん中で体感するような(これは見ている場所も関係あったのかな?)ワフワフで、ダイレクトに皮膚を揺らしていくような音だったんですが、そんなムードにぴったりの映像。うん?「強くなれ」だっけ?まあいいや。なんかサイバーぽかった映像。今、ちょうどコミック読み返しで「HUNTER×HUNTER」の、それもグリードアイランド編を読んでるところなんですが、そんな世界観と言うと自分的にはぴったりくるんですけれども、たぶん世間的には通用しないでしょうね。すいません。わかってくださると嬉しいです。坂本さんと准ちゃんはきっと強化系。

他に例えるなら「電影青年」とかね。例えがイチイチ古くてごめんなさい(それも全てなぜかジャンプ)。こう、アナログとサーバーな世界の中間みたいな映像がかっこよかった気がします。なんか全部の映像記憶がごっちゃになってるか?

ま、横まで入っている会場に対して小さな「ドア」を使った演出はどうなんだと思わないでもないけれども(笑)。あれをやっていいのは市民館サイズの小屋だと思うZO★(横から見てたら何がどうなってこうなってるのかさっぱり意味不明すぎて逆に細かいところ、例えば坂本さんの登場の仕方に笑うとか、健ちゃんのシルエットに萌えるとか、そんなところしかチェックできず)。

曲が大好きすぎるXTCからの流れだったので超絶残念でございました。なのでDVD希望。大希望。予定はあるらしいから楽しみです。




あとMCで一番印象に残ったのが「Lサイズの男」森田さん。素晴らしい。土曜の昼間なのに、最初にお着替えのカミセンちゃんを見送ってからのトニセントークも素晴らしく下でしたが、森田さんの「パンツ、見栄でLサイズ買う」という発言が一番笑えました。

どういう話の内容かというと、トークのお題が「ニューヨーク」となり、そこから旅の話になり、相も変わらず森田さんは荷物を持ってこないという話になり、「じゃあ服なんかは旅先で買ってるんだよね?」「下着とか」「ええ、買ってますよ」というやり取りの後、岡田さんが森田さんにぶつけた疑問「……けど、本当に買ってるの?」という展開でした。

准ちゃんの、「ふと思ったんだけど聞いていいもんかな…?」というリアリティある「…(間)」といい、本気でお伺いを立てているような低い声&首かしげ&上目づかいの物言いも相当面白かったです。森田さんの「買ってるよ!」という言い繕いwに対し、途中で大阪弁も混じりながら言い募る准ちゃん「だって買い物する人じゃないじゃん!」「コンビニ嫌いやん!」。たぶん会場にいる全員がこの准ちゃんセリフにうなずいたと思う(笑)。コンビニでパンツまで揃っている上に日本語の通じる国内ならともかく、外国ではどうしてんだろう剛ちゃん……

そして最終的に「ちゃんと買ってる!」「パンツは見栄でLサイズ」という名言が登場。クオリティ高いっす。今思い返したら、もしかしたらイノ吉の突っ込みだったかもしれませんがw面白さに変わりのないコメント。ゴチになりました!

博の「子宮」発言も笑ったー。この発言に関しては、博さん自身より、その後怒っていたイノ吉の焦り具合が楽しかったです。「そんなこと言っちゃだめ!」「え?『子宮』?」。博の「子宮」発言はどちらかというと「ハツ」「ミノ」「テルミ」とかと同じ発音に聞こえたよ。



後は、花道を歩くメンバー通るメンバー、全員がひっじょーに丁寧に客席へ手を振っていらしたのが印象的でした。久しぶりの会場の、1発目のコンだったからかだなきっと。

ただ、あんなに満面の笑みでお手振りしてる坂本さんは「「初めてみた……」」(坂本さん通り過ぎた後、私とももと顔を見合わせて)だったので衝撃でした。前日に神戸牛まで食って、エネルギー満タンだったんだろうか。もう超絶ニッコニコ。初めて目の前通りかかった時に「さかもとさーん」と手を振ったら、超笑顔で(歯まで見せて)、きっちり目を合わせて(呼びかけておいてなんですけど、若干「えええええ?」とビビった)、ニコニコっ!フリフリ!……と。あまりに対応よくしていただいたので腹黒い私は「もしかしてなんつか、客に気を使ってんだろうか…?(ここ1カ月ほどでいろんな事があったからね★)」とか思った、ごめんなさい。それほどの笑顔全開だったんすよ。牛だよね、神戸牛の思し召しだよね。神戸万歳。ちなみに、後半は全般的にお疲れ模様でしたが、トリプルアンコの時はもう一回ニッコニコして通り過ぎて帰ってゆかれました。


全然関係ない話ですけども、坂本さんは姐さんと現時点で結婚してもしなくても、結構な「ロクデナシ」ではないかと思うんですがいかがでしょうか。関係否定したくせに付き合って結婚してもロクデナシだし、別れていたとして、今更姐さんと違う女性と結婚したとしても結構なロクデナシだよな…と(←後者の例えの場合は、別れたのがいつなのかに全てかかってくるけどね)。私が姐さんの友達なら「辞めときって〜絶対あのタイプはアカンて〜」と話すよ(笑)。コンまえにお昼を食べながらももには「いやさ、もうどっちにしろアラフォーまで引っ張ってさ、結婚なかったら姐さんが可哀そすぎるから、そっちしか道がないと思うねん」と、自分の年齢的な事も反映させた中で非常に姐さんよりな視点で話をしてたんですが、あの満面の笑みを思い出しながら「『まーきゅん』の場合は、このまま結婚しない方向を選んでロクデナシ道を突き進むのも面白いかもしれんな……」とか帰り道で考えてしまった私も多分人でなし。

ま、それぐらい「笑顔」が衝撃的だったと思ってください(笑)。衝撃の初回以降は素直にバタバタしてました(そしてももに失笑される)。

しっかし、4公演の初回だからといって、他面より腰を前に入れ、腕を後ろにひねり、ステップは半歩横に出るそのアグレッシブさが素晴らしく目立っていた坂本さん。それはもう、健ちゃんしか基本見ていないももが「まあくん……(笑)」とつぶやくぐらいに。相変わらずの面白さです。坂本さんは何もしてない、普通に立っているだけで十分かっこいいから!大丈夫だから!(案の定、一番萌えたのはセンターステージで曲が始まるを待つその何気ない立ち姿でございました。ステキング)。



博さんはすごい好きな感じだった!めっさかっこよかったので驚いた(驚く?)。横の髪の毛のシルエットの丸みがかわいかったなー。少し痩せてたんじゃなかろうか?あとイノ吉は板前でした。噂には聞いていたがあれはなかろうよwww相も変わらずスタイルが抜群で、足が長くてほれぼれしました。たぶんスタイルのいい昭和の板前。仲間ゆきえちゃんの旦那っちうことは、京香姉さんのパパになるのか…?「尿漏れ」とかゆーてました。一応、イノッチ的には少し抵抗があるらしい、朝の話題(笑)。

森田さんは踊らせたら天下一品だし、准たんは首が太くなっててまさしく格闘家。なのに生でみるとちったく見えるのはなぜ?カミセンに交じっててもおかしくないのはなぜ?不思議な生き物。



で、健ちゃん。にこ健でも語ってくれているので、こちらで話題にしてもよいかしら。

生で見た健ちゃんは、ものすごく失礼な物言いですがとても『大人』に見えました。発言自体はいつもの健ちゃんなんですが、黙って立っている時とかがすごく大人で、カミセンの中で一番存在感大きく見えました。

あと驚いたのが、タッチ等のファンサービスをされた点!あれだけ近くで健ちゃんを拝見したのはもしかしたら初めてかもしれないんだけど、なんつか、客に対して醸し出していた「バリア」みたいなもんがすっと消えていて、ものすごくスマートに差し出されるファンの手を握ってたのでびっくりして。左手で対応していた健ちゃんに右手を出したバカ(=私)の手も、指を上から握る形で握手してくれたし、うちわもってたももには、うちわを認めた後に、握手していた手の力をきゅっと強めてくれたそうです。

握手してた健ちゃんの顔は、決して満面の健ちゃんスマイルではなかったんですけどね。もちろんイヤがってるという表情でもないよ、なんていうのかな、一言では到底いえない、深い想いが眼の奥にあるのは明らかな感じ。こらえてるって感じもなく、ただただ深い深い、底も見えないぐらい深い穴に吸い込まれそうな感じ。

といっても見たことがない、というものじゃなく。もしかしたら見たことがあるかもしれなく、また見たことがないという人もこれから見ることもあるかもしれないタイプの目の表情。

どういう心境の変化か、もしかしたら心根がよわよわされていたからの対応なのかもしれないけども、健ちゃんに手を差し伸べられるだけで笑顔にになれる人間の存在が、少しでも健ちゃんを支える力になれるんだったらいいなーと。単純に思う。ステージに立ってくれてあまつさえファンサービスまでしてくれる健ちゃんにただただ感謝。




2日かけて長々と書いてしまいました。お疲れ様です。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
相変わらずレポートでもなんでもないですね。あーあ。
では仕事に戻ります。