THE HIATUS 「the afterglow tour 2012」

10月から現在に至るまで、またあっという間に放置プレイでした。
なんかひとつ前の書いてるの見たら遺言みたいでびっくりしたwww
多分、なにか考えてたんでしょうけど、何か忘れてるぐらいのものです…。



11月からは何してたかっていうと、ハイエイタスのツアーをずっと巡ってました。


The Afterglow Tour 2012 [DVD]

The Afterglow Tour 2012 [DVD]


これです。
気がついたら10公演中、8公演見てた。バカですね。
なんでこんなに休みがないんだろうと思ってたんだけどそりゃそうだ。
休みごとにどっか行ってたし、合間に現場だってあったり。
けど本当に素晴らしいツアーでした!!!!!
音楽の昇華、または可能性とその表現について、
みたいな命題が見事に体現されていたステージであったんだけど、
自分の中では「ハイエイタス」そのものを
完全に「一人の男性の再生の物語」として見ているところがあって、
そのストーリーとしても鳥肌ものでした。

人間って、ほんと再生するんだよ。生き返ることができるんだよ。
その過程をじーと約一カ月かけて観察していたような気分。

ほそみさんが舞台からなんども「本当に音楽やっててよかった」って
繰り返すたびに、この人は本当になんていうか、まだ疑っていたのか
(音楽とか自分のその才能とかそういうものを)と思っちゃって
うっかり笑いが漏れてしまうけれども、
この密度の濃いステージでツアーをやりきったことで、
きっともう、自分が音楽に、そして観衆に、きちんと愛されている、
ということをようやく飲みこめたのかなあって。
バカだからすぐ忘れる、って本人は笑うし、
バカだから、というより多分心底疑り深い性質のせいで
またすぐ「俺なんてどーせ」なんてという病気を発生させるだろうけど、
そんな時にはまた自分の歌で会場を響かせて、
そこから帰ってきた反響で、自分を膨らませてこの人は生きていくんでしょうね。

まさしく人はひとりで生きていけねえ、っていうそのモデルケース。

ああ違うな。人は再生できる、じゃないな。
人は「何度」でも再生できる、だな。

細美武士というひと、なんでこんなに
(言葉悪いけど)面白いんだろう、って時々ふと考えるんだけど、
今でも、良い、ぴったりくる言葉は出てこない。
ただ、面白いんだよなー。
なんでこんなに胸キュンになる存在なのか。
謎です。きっといつまでも謎なんでしょうね。
あ、大事なことなので注釈しますが、胸キュンしてるのは絶対男女問わずです。
男子のハートもわし掴んでる。それが細美武士という男。
さすがア●ル好き
(本当もうこの発言やめなよ…
(妄想裏付けされてるようで喜んでいいのかなんなのか
(いつだって複雑だよ…wwww




以下、自分メモ。
 

●11/15(木) 福岡
自分たち的初日(ツアー自体は札幌初日)。隣では大相撲九州場所
最初の3曲ぐらいはすごい客席静かで、みんなどうしたらいいのか解ってない風だったけど、明らかな「あ、いま沈黙が破られた」みたいな瞬間があって、そこからうわあって客席の熱がうねったのが印象的だった。後でももやんと「うわっってきた瞬間あったよね!」と話題にしたから、確実にあった。こう、コップに水をこぼれる手前まで注ぎ、ギリ表面張力で保っているところへ最後の一滴を垂らしたら、瞬間にぶわって液体がこぼれ出した、そんなイメージ。そこからはもう圧倒的だった。ホテルまでの40分ぐらいの道のりを、「細美さんよかったハイエイタスマジよかった」という会話で始終埋め尽くしながらふわふわ歩いて帰るほどには、もう圧倒的だった。


●11/18(日)名古屋
「Silver Birch」を始める際の「友達の歌です」という一言が好き。人に何回も見て面白いの?って半笑いでよく言われるけど、面白いに決まってるやん。じゃねーとみねーよ!名古屋はなんでか「わー、耳が二つじゃ足りねーなー」と思った一瞬があった。あの、恋人と抱き合って「ああ、身体が邪魔だわ(ハート)」と思う乙女心と同じ方向性の気持ち…うん、少し前にそういう小説読んでたのでそう思ったんだと…じゃないと自分が気持ち悪い。ただ、すごくホールが響いていて、全身が耳だったらもっとまるごと音楽を感じられるんじゃないだろうか、とは思った。一瞬。ゲストにホルモンのナヲちゃん。すごい楽しくて細美さんも楽しそうで嬉しかった!!


●11/21(水)大阪/1日目
地元!今日は3階。上から見ると照明の美しさが際立って見える。今回は黄色がとても印象的に使われていて、照明さんとのディスカッションなんかあったら、その意図を是非お伺いしたいと思いますた。あと、多分ビタースィートの時だと思うんだけど(記憶自信無)、白と黒(照明なので実際には影)のモノクロの演出の時があって、それがとてもとても大好きです。まさしくモノクロ映画の世界観だった。
帰りしな通りかかったらみんなが出待ちしてたので混ざってみたら、22:30ぐらいにワンボックスで出てきた細美にーやんがわざわざ停車→窓をあけて「わざわざありがとね。またね」と言って去って行った。いい兄ちゃんだ!痛いファン風に表現すると、すげーかわいかった(萌)。



●11/22(木)大阪/2日目
今回初のひとけた代の席!幸せ!細美さんの下ネタにおお受けする管楽器さんに、無表情な弦楽器さん。わろた。あと近くて何がよかったって、いろんな方の表情がよく見えたこと。特に柏倉さんがかっこよすぎて抱いて!と言いそうになった。私が男なら多分言ってる。「柏倉さんーだいてー!」。多分、柏倉さんなら抱いてくれるはず。フレイヤの時の黄色がものすごく綺麗でした。こう、抜けるような透明感のある黄色、じゃなくってこっくりとした色なんですよね。かといってオレンジとも少し違う…もう番号とかも忘れた人間には、あまり照明は語れないw



●11/25(日)広島
この日はなんでかインソムニアが圧倒的だった。広島のノリの良さも手伝ってか、初めっから細美さんのテンションもマックスで、その一つの頂点がインソムニアだった。幸せな爆発感。あとその次のメイプルツリー。自分は音が沢山入っている音楽が好きなので、今回の構成は初めから好きなのだけど、こん時初めて管弦が入ってることの効果が解った気がした。管弦が入るだけで、特に音のクレシエンドがすごく強調される気がする。一気にドラマチックになるというか。声の次に、感情が(比較的容易に)表現できる楽器なんだなーと改めて思った>管弦。イメージでいくと、声>管弦>打楽器>電気系、の順番。音が呼吸のリズムでばんっ!と拡大される爽快感とドラマ性ってすごいなー。
この日の最後の細美さんのMCが心臓わしづかんでいってズルかった。この人、天然でこの発言してるんだったら天性の人間タラシだと思った。

「こんなこと、(普段は)言わねえんだけど…一生、お前らにさびしい思いはさせねえよ」

あくまで淡々と。台詞じゃないよ!MCだよ!客席が男子女子問わず「……ぎゃー!!!細美ーーーー!!!!愛してるーーーーーーーーー!!!」となったことはいわずもがな。
あ、そうだ。大阪ぐらいいからぺテルギウスの時に音を止めて「もうこの五人のハイエイタスは今回が最後」とか意味深ことを口走っていた細美さんですが、この日はその台詞の後、ふとピアノの堀江さんの方を見て「堀江さん、また戻ってきてくれるよね?」と言ったのが第二のハイライト。サムズアップで応えた堀江さん。なんだろう、このコミュニティーのファミリー感……先頭の細美さんが末っ子に見えてくる不思議。



●12/2(日)新潟
この日は楽しくて楽しすぎて、ライブ自体はあまり記憶にない。普通に新潟もライブも楽しかった!!細美さんなんでか時々大阪弁交じってて、なんで?と思いつつ。元々ご両親関西だから、身体にはある音なのだろうけど、そりゃもう、こっちもバカなので、全力で「細美さんくっそかわいいいいいい!!!!」と萌えました。ごちそうさまでした。



●12/8(水)東京/1日目
ここまで来ると、もう記憶が結構ぺっしゃんこなんだよなー。
この日も席がものすごくよくってテンション高い上に、細美さんがものすごく駄々っ子でね!駄々っ子でね!(二度目)。「終わるのすげえいやだー」って舞台に座り込むわ、だらだら話続けるわ、またしてもア●ル発言で客席から爆笑かっさらうわ、自由過ぎてこっちが終わるのがいやでした。最後までずーっとうだうだしてた。あ、アナル発言なんだっけな(もう隠すのもめんどい)、確か

「男も女も関係ねえ!お前らのアナルにtんk入れてぇえぐらい!」

って言ってて、男の子が「いれてー」って言ってた。そういや輝かしきアメリカの日々で覚えたという『アナル・トロンボーン』という単語が出てきたのはどの会場でだったけな……。この人の愛情表現がすべからく下ネタで、なんでなんだろう。



●12/9(木)東京/2日目
最終日。DVDになります。今日は「ちゃんとふんぎりつけた」っていうことで、昨日より一層淡々と展開。ジェイミー登場で本物のSouls聞けたのも嬉しかったけど、何が一番うれしいって、やっぱ英語ペラペラの細美さんを見るのはなんとなく胸がすく。撮影入ってるのに関係ねえ!っていって、昨日もいったけど、との前置きの後「全員のアナルにちんこいれたいです!」って言ってた。DVDになります。つうか最後にステージの真ん中で丸まってる姿も、背中に隠してた一輪のばらを堀江さんにうつむき加減で差し出した姿も、ソファに座るマサくんを上からかぶさるようにして抱きしめた姿も、ナヲちゃんの会場アナウンスも全部まるごと、DVDに収録宜しくお願いします(DOGEZA)。




ノートに殴り書いてたのをまとめ。完全に自分メモw
幸せな一カ月でした。次の新曲も、心より楽しみです。
ああ、曲順は…まあいいか。
 
 

MY ONE AND ONLY(2012.03.29.@シアターBRAVA!)

さかもっさんのミュージカル、見てきました久しぶり!
「会場を間違える」という、最近では年に1回はやらかす大ポカをやらかして、
会場ついたのが約15分過ぎだったのが痛かったのですが、
もうそんなこと全然関係なく最後まで大変、楽しかったです。

ものっそthe王道なミュージカルでした。大好きだよ!
明るくててしゃれてて、ハッピーできゅーとで。うん、キュートっていうのがぴったり!
今も「MY ONE AND ONLY〜♪」 っていう主題歌がずっと頭の中を巡っています。
とにかく音楽がいいミュージカルっていいなあ、ってうっとりしました。
音楽がとにかくかわいかった!!どのシーンもわくわくしながら見てました。
最初に孤独ななんちゃらーって二人で歌う歌も、変身していく過程の音楽も、
映画館で二人で掛け合う曲もすごくよかったです。
聞いているだけで楽しくなれるって、本当ミュージカルの特権だと思う。

っていうか、多分私、このミュージカルのダイジェスト的なものを
トニー賞かなにかで見ていたんじゃないかなあと思っていて、
だから主題歌も覚えてるし、ラストのタップダンスのシーンも、
水タップのシーンとかも薄く覚えているんですね。
そんでもってね、なおかつ、若干、物足りなかった…です…
ごめんさかもっさん!
なんかもう、こうガンガンくるものがもう少し足りなくってさー。
席は悪くなかったと思うんだ。劇場の板の響きがあまりよくなかったのかなあ?
もう少しタップの音が鋭く聞こえていてもよかったでないかと思うの。


ストーリーがない分、ダンスシーンでねじ伏せるぐらいの勢いと
圧倒感がもう少し欲しかったなあと。
歌はね、本当にうっとり素晴らしかったので、特にダンス。
そういう意味では、やはりこのミューカルでトニー賞とったのって、
音楽とダンスの構成だったんでしょうね。あとすご腕出演者。


何度も繰り返しになるのですが歌は皆さんすごくよくって。すごい気持ちよかった。
さかもっさんも初日っていうこともあったのか、
すごく声もよく出ててまさしく「朗々」っていう表現にぴったりでうっとりしました。
大和田美帆ちゃんもかわいかったー。特に映画館のシーンすごく好き。
センターに映画館ちっくなお椅子が出てきて、客席に背中向けているセットで、
そこから振り返って歌うシーン。歌詞もへっぽこ妄想具合がユニークで笑えるやつ。
坂本さんが白いセーター着てたのにも笑ったww 
白い!Vネック!さわやか過ぎて眩しかったです。

しっかし坂本さん、歌はどんどん進化してはりますね!!!
もうどんどん歌ものこなして、どんどんその歌声を聞かせ続けていてほしいと思いました。
めっちゃよう声出てはった。
あと、かびらじぇい。色々面白いぞあのおじさん。



坂本さんがミュージカルに出てはる限り、「ミュージカル」っていう形態の舞台は見続けられるわけで、
なんて一石二鳥な人を好きでいるんだろう、というそういうエコライフ的なものも思いながら、
見ていた二時間30分でした。
だってさ、ミュージカル苦手で坂本さんファンしてるのって、結構しんどいと思うのです。
うん、ラッキーだよなあ、自分(笑。
もう、本当トラップ大佐たのむでしかし!!
 
 

第三舞台封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」

高校生の時に「天使は瞳を閉じて」に出会ってから15年近く(ぼかすw)
第三舞台の封印解除&解散公演の大千秋楽公演のライブビューイングを見てきました。
本公演は横浜で一度。最終公演も行きたかったんだけど、チケット取れずで。

色々いっぱい書いてみたんですが、結局何を言いたいのか自分でもわからなくなって
一度消しちゃった。
ので、もう一回整理しながら書きます。
 



見終わった後、最後に自分に残ったメッセージは

「幻想が終わった後も、人は生きることができる」

でした。
たった一人の妄想かも知れない、幸せなな共同幻想だったかもしれない、
けれどもいつか、その妄想であれ幻想であれ、終わる時がくる。
それでも、人は、生きていく。生きていくことができる。

という、残酷なんか優しいのかよくわかんないメッセージ。


徹頭徹尾、「立ち続ける」ことを高らかに宣言し続けた劇団さんだったな、と思います。
自分が第三舞台トータルで一番好きな
朝日のような夕日をつれて僕は立ち続ける。僕は、ひとり。」という台詞そのままを、
そのまま舞台からダイレクトにぶつけてきていた劇団だったなと。

そしてそのメッセージが私の中のひとつの指針となっている限り、
第三舞台はやはり自分の中のねっことして生き続けるんだろうなあと、現在しみじみしています。
絶望してもあきらめない。絶望とあきらめることは違う。
だから絶望と共に立ち続けることを選ぼう。


一番心臓痛かったシーンは、筧さん演じる役と、一生くんが演じる役が二人で並んで鏡に映った姿を見て、
筧さんが静かに深い声で「……遠くまで来たことを知った」と言ったシーン。
怖かった!ほんとうに怖かった!!!
今も本当にリアルに、無意味に時間食っちゃってる自分を責められたみたいで、
ものすごく痛くて怖くて本気で泣いた(笑)。
無限の夢を見ていた年の頃の一生くんと、夢破れ、夢を忘れて中年男になってもなお、
何者にもなれていない自分自身が並んでそこに立つ、という非常に痛切な意味の籠ったあのワンシーンは、
本当に絶望・・・ちゅうか、残酷すぎてたまらんかったです。

そしてやはり、印象に残るのはラストシーン。
最後、星を出発する筧さん(役名憶えてないから全部役者さんの名前で失礼します)を
見送る形で登場する一生くん。
抱きしめて、震える声で「ブログを見てくれてありがとう」と呟く。
そんな一生くんを、おそるおそる伸ばした腕で、やはりぎゅっと抱きしめる筧さん。

あのシーンを見て最初はすごく単純に「死ぬことと生きること、命が再生されるということ」としてとらえて
ジーンときたんだけど、最後の公演みていて、ふと、あそうか、あれって筧さんの幻想なんじゃないの?
って考えたら、もうものすごくぶわーって胸が熱くなって。

あの一生くんは、もしかしたら
地球から遠く離れたあの惑星にやってきて、ずっと幻想(というか不幸を忘れて)生きてきた筧さんが、
その妄想・幻想から目覚めて惑星を後にするその瞬間に、
もう一度見ることができたものすごい優しい幻想なんじゃないかなあ。

しかし幻想で妄想であれ、最後にきちんと一生くんと向き合い、彼を抱きしめることができたからこそ、
本当の意味でそこからもう一度「生きる」ことができた」筧さん。
一生くんが筧さんを許したことも、もしかしたら筧さん自身の「幻想」でしかないのかもしれないけど、
幻想でも妄想でもなんでも、一旦許してもらえることができた筧さんは、
きっともう一度「再生」できる、のかもしれない。あの一瞬が再生への第一歩なのかもしれない。
筧さんが見続けていた幻想はすっぱり終わったけれども、また新しい幻想が、彼の力となり、支えとなる。
そんな希望や明るさのあるラストシーンで、やはり胸が熱くなりました。

同時に、最後、去る筧さんを見送る一生くんの、涙をぐっと堪えるようにしたような
笑顔を泣き顔が混ざったようなものすごくやるせなさそうな表情は、
筧さんが星を去ると同時に自分が消えてしまうことの悲しさの顔だったのかな…とも。
筧さんはきっと、もう二度とあの星で見ていたような妄想や幻想は見ることはない。
違う幻想を、妄想を糧にして生きていく。だから自分はもう彼とはあえない。
友人の門出は嬉しいし喜ばしいことなのだけれども、会えないことはやっぱりさびしくて悲しい。

……ひとり、幻想を生むと言われている黄色い花びらが散る真ん中で立ちつくすあの彼の姿は、
第三舞台の最後の舞台を見守る観客のオマージュだったのかなあ……
とか、そんな都合のいい幻想を見てみたり(笑)。
美しくて強くて、そして切なくて悲しいラストシーンでした。うええええ(涙)。



人が生きているのに食べているものは「幻想」なんだと思う。「妄想」ともいう。
それは、人によってはそれは「夢」とも「希望」ともいい換えられる。
人はみんな幻想見て生きている。
けれども幻想も希望も妄想も有限だから、
なくしてしまう瞬間も、長い時間の中では必ずある。
けれども人は、近い将来か遠い未来かわからないけど、必ずまた「幻想」を見ることができる。
だから幻想をなくしてしまっても、絶望すれこそ諦めない
そこに立ち続けることを続けよう。



私も「幻想」を見続けようと思います。
絶望とはとんと遠い、能天気にすぎる人間ですが、
諦めないことだけは得意な気がするので、
そうして「立ち続け」ることを志のひとつとするのは、これからも変わらずにいようと思います。

30年間、お疲れ様でした。
10年ぶりにみて、めっちゃいい役者さんばっかりいてはるなあ〜と想いながら見ていました。
大高さんがかっこよくって里美さんはとてもきれいで(10年前よりいっそ綺麗)、
真理子さんはかわいかった!こすっちは顔がブルーだけど、ああ、うん、そうなの、と・・・
日ごろからホモホモいうてるくせに、いざ「好きだつきあってくれ」なんていう台詞が登場したら
「はあ?」ってなるもんですね。
銀河くんじゃなくても「え、妻子ある人と若者が付き合うって、なにすんねん?」と
はてなマークで頭いっぱいにしたわ。あれはなんやったんやろう……はしか?

なにはともあれ、とても喜びに満ちた舞台を最後にしてくれて、ありがとうございました。
一生くんをゴドーにした「朝日のような夕日をつれて」を超絶楽しみにしています。
いつか、いつかするだろうこうかみさん!?私は見たいよ「朝日」が!!!
第三舞台を素にした幻想はまだまだ続く。




以下、10年前の日記があまりに今回と同じような喜びに満ちていたので
サルベジしてきました。なんだよ、10年前からいってることが変わらないよ私。
成長がないというか、なんというか。
 
 


2001年10月10日(水) / 今日はなんだかリリカル調だぜ!(久しぶりなのに…)



久しぶりにニッキ書きます。
といっても大したもの書けまへん。だって仕事しかしてへん…
テレチェキ全然しておりません…「ボンボヤージュ(誤認)」
見たいよう!

基本的にこういう場で仕事の話してもね。おもしろくないよきっと。
ということで書くことナッシング(笑)。
…そうそう。J関係ではないんですけど少しだけ。
どうしても書きたいことあるのでおつき合いいただこうかなあ。

昨日ね、思わず突然舞台が見に行きたくなって、
無理やりチケット手配して見に行ってきました。
第三舞台20周年記念講演&10年間封印公演「ファントム・ペイン」。
ほんとタイミングよかったのね。9日が千秋楽で。
8日が楽日だったりしたら、見に行けてなかったし。
やっぱり9日にようやく仕事が一段落していた友人誘って行って来ました。

初めて第三舞台知ったのが今から10年前で、記念公演みたのが今年。
そしてきっと今度第三舞台見るのは10年後。

ほんとは見に行く気あんましなかったんだけど、
見たら俄然、10年後が楽しみで楽しみで仕方なくなりました。
すっげえ賛否両論の激しい舞台だったので、
見た時がっかりしちゃうのがすごく怖かったのですけど
(大好きな分、その好きな部分がなくなっていたらすごくショックでしょ?)
ほんと、色々無理したけど(お金&時間&体調エトセトラ)
行ってよかった。

ストーリー自体はそんな大したことなかった。
内容的には、きっと昔の作品の方がパワーあったし、
おもしろかったと思う。
けどね。
とにかく、「ファントム・ペイン」には、
第三舞台を愛してやまない、役者さんだとか鴻上さんだとかの
「愛」にあふれた作品でした。とても優しい作品だと感じました。
見ることができてよかったなあって思うし、
とにかく10年後にまたこのメンバーに会えることが楽しみでしょうがない。
最後、鴻上さんはじめ、メンバーが舞台に勢揃いして、
なんだかすごく嬉しそうな顔で拍手に答えてくれて。
幸せな時間だなあって。自分一人で感じいっちゃったよ。

正直ね、ほんと今回の公演は
第三舞台ファンによる 第三舞台ファンのための」
舞台だったと思う。少なくとも、私のごとくかなりマニアック的に
第三舞台見てる人しかわかんない小ネタがいっぱいあった。
けどもだ。
もしかして、初めて鴻上さんが私たち観客を抱きしめてくれた
作品なんじゃないかなって。
基本的にクールで突き放し的な内容の第三舞台
20年目に初めて観客をみつめて抱きしめてくれた作品じゃないかと。
きっとこれが最初で最後なんだと思うけど、
その瞬間にここにいれたことは、すごく幸せだなあって思った。

涙は出なかったですね。
前の「プロバガンダ・デイドリーム」の方が突き刺さる部分が多くて
「うへえ〜」とか思いつつ見てたけど、
ファントムペイン」は最後まで「優しい」柔らかさがあって、
ほんとにほんとに、幸福な時間の連続だったから。

すいません。すごく個人的な感想で。
けど、こういう「柔らか」で「優しい」時間が時々あれば、
人生なんて結構ラクに生きていけるもんなのです。
改めて事実確認。
少なくとも、あと10年は、何があっても生きておかなきゃね(笑)。
10年後、3△(※10年後の自分が消去)になった自分が、封印の解かれた「第三舞台」をみたそのとき、
どういう感想を持つのか。

それもまた楽しみ。 



年齢ゆうとるやん!!!!!
慌てて消したった!
リリカルはもう、身に染みついた仕様です……

 

あけましておめでとうございます/そして2011年振り返り

あけましておめでとうございます。

こちらのブログではすっかりご無沙汰しております。けいこです。
皆様お元気でしょうか。私は同人誌出したり仕事を辞めたり、
色々ありましたがとりあえず元気です。現在失業保険もらって生きてます。
あ、あんまり重い話じゃないです(笑)。仕事辞めたのも、会社都合なので一応。
この経緯も重くなくってうっかり笑っちゃうような話なんですが、会社なくなってさびしいのはさびしいので、
寂しくなくなったら、語ることにします。

 

そんなこんなで、就職した直後くらいから始まった、

このブログ、というかネットで文章を残す、という作業を始めて10年以上が経っている(事実に今気付き、ものすごくびびった)のですが、
昨年一年は細々と続いていたこの行為もめっぽう行うことがなくなり、
お前は何をしていたんだというと、いわゆる薄い本を出していました。
気がつけば一年中、何かしていて、うっかり先日、冬コミデビューも果たしました。

 

そんな感じで着実に二次元世界でオタクっていたので、
ふと気がつけば昨年はその前の年以上に鑑賞記録をさっぱり残しておらず、

慌てて年の瀬迫った頃に書き出したりしていた始末。
本当はこちらのブログを閉めようかなあと思ったのですけれども、
色々あってもずっと続けていたものなので、今更辞めるのもさびしいし、
やっぱり残っているとその時の感動や感情がちゃんと鮮明に残るので、
今年は意識的にブログで記録を残していきたいと、とりあえず年始の心意気で思っている次第です。

 

お前は仕事を探せよ、という感じですが、それはそれ、これはこれ、ということで。
2011年は色々あって、きっと2012年もその流れの中でいろいろあるんだと思うのですが、まだ途中退場する年でもないし、退場して向かいたい場所もないしで、ぼちぼち、このブログのタイトル通りに毎日過ごしていければいいですね。


それでは年始恒例となっている、昨年の振り返りです。じゃん!
 
 


1/1 関ジャニ∞大阪ドーム
1/14 DRAGON GATE大阪府立体育館第二
1/28 MONOBRIGHT@BIG CAT
2/4 version21.1 third@Zepp大阪 ※サカナクション・telephones・オウガ
2/26 TOQUIO LEQUIO TEQUNOS@心斎橋FANJ twice
3/10 「金閣寺」@梅田芸術劇場メインホール
4/5 ユニゾンスクエアガーデン×MONOBRIGHT@BIG CAT
5/27 OUTERMIND@名村造船所跡地 ※telephones・the HIATUS
5/29 高橋優@心斎橋クアトロ
6/16 MONOBRIGHT@金沢vanvanV4
7/6 MONOBRIGHT@心斎橋クアトロ
8/5-7 ROCK IN JAPAN 2011(3日間)
8/10 サマリー@TOKYO DOME CITY HALL
8/18 ヒダカトオル十三ファンダンゴ
8/20 V6@大阪城ホール
9/4 RUSH BALL泉佐野フェニックス
11/17 「ラブリーベイビー」@シアタードラマシティ
11/11 ヒダカトオルとフェッドミュージック@LIVEHOUSE Pangea
11/22 高橋優@なんばHATCH
12/10 さるしげろっく「たゆたう曾祖父」
12/11 黒色綺譚カナリア派「誤/娯楽」
12/15 the HIATUS@神戸ウィンターランド
12/27 the HIATUS@松阪MAXSA
12/28 第三舞台「深呼吸する惑星」
12/30 RADIO CRAZY@インテックス大阪

 


そう、友達にも何度か聞かれたんで思い出したのだけど、
去年はエイトからスタートしてるんですよね!今年は申し込んでもなかった・・・・・・
ライブはまだまだどんどん行ってるんですが、これと同時並行で即売会系のイベントにもぼちぼち出ているので、その分ジャニっこが減った、という感じです。
今年のジャニっこコンサートで一番楽しかったのがブイ。
なんかえらく完成度の高いものを見せていただきました!
みやけけん脅威のパンダ三十代。けんちゃん恐ろしい子・・・(白目)!
ほんまに何飲んでるねんって感じ。そのプラセンタか人魚の肉か龍の鱗かしらんけど、
わしにも分けてくれマジで。

 

ライブ関係ではなんといっても、後半のハイエイタス!ハイエイタス!!!
音楽を聴いてうおー!って思ったのは久しぶりでしたハイエイタス。三枚目のアルバム。

 

311を経て生まれた音楽はたくさんあって、いろんなメッセージや感情がそこには沢山あった。
ほそみさんも色々な活動をされていて、(表だって発言はしていないけど)
だからこそ、その活動の中で得た気持ちや意識が今度のアルバムには反映されているだろうと
(日本に生きる人の全てで、影響を受けない人なんていないでしょう)
もちろん予測はしていたけれど、
予測していてなお、その想像をまるきり覆す音がそのアルバムからは鳴っていて、
聞いた瞬間「え・・・・・・」と。なんだこれ、と。
正直、こんな美しく優しい世界が展開するだなんて、ちっともミリとも予測していなかったから。

 

それは達観したとか理想を歌っているわけじゃ決してないんです。
第一励ましてもない。元気つける内容なんてひとつもない。問題を提議しているわけじゃない。
ただただ、ほそみさんらしい歌の世界がそこにあるだけ。
ほそみさんらしいひねくれた感情や絶望の吐露もある。
それでも音楽はひたすら美しく、歌声は優しく響く。

こんなにガラスのように滑らかに美しく、光に満ちた世界があるのだとしたら
そりゃもう、この世界も捨てたもんじゃないと思わせられるような。

 

 

あー、まったくうまく言えた気がしない。
ただただ本当なのは、このアルバムを聴いている時の自分は、確実に幸福だということ。
いやいや、本当に大きな、甚大な被害と悲しみの中にいる方々に
この曲を聞いて安心してくださいとか励まされますとか、そんなもん口が裂けても言えないし
言うつもりも言う気持ちもないけれども、
いつかは、一人は。誰かは。もしかしたら自分が。この音で救われるのかもしれない。
少なくとも、私は今の世界に、今の時代に生きていてよかった、とちょっと思ったよ。
生の歌を、音を、目の前で聞く機会を得てよかった、と。
このアルバムに詰まった音は、そういう力を持っていると思う。

 

A World Of Pandemonium

A World Of Pandemonium

 

 

それでもって、あの震災の後にほそみさんが作りだした世界が
こんなになんともいえず美しく優しいものだったことに
私はそれが、とてもとても嬉しかったです。うん。


む。すっかりハイエイタスのアルバムの話になってしまった。
それほど衝撃だったということで。もうまさしく「驚愕」でした。
ライブももーーーーーーんのすごくいいです!!
今年は大阪二日間、金沢、最後に新木場と行くのですが、今から楽しみで楽しみで仕方ありません。

そして私は、このアルバムの歌詞カードをどこにやったんでしょうあんざい先生……。

 


あと昨年で衝撃だったのは第三舞台の復活&解散公演。最後の最後でもっていかれた!!!!!
今回チケット、全然とれなかったんだよー!!だから追加である横浜で見られてほんとうよかったです。
今度、最終公演のライブビューを映画館で見るので、がっつり感想はその時にしておいて、先日横浜で見た公演の、ツイッターで書きなぐった感想をちょっと残しておこうと思います。ツイッターって消えるんだね・・・今後ツイッターで書いた感想は必ずブログにまとめることにします。もー。


>>>
第三舞台終演。いまちょっとでも言葉にしようと考えるともういっぱいでいっぱいになってしまって胸から目からいろんなものが溢れてしまう。ちょっとの間無言になる。お疲れ様でしたありがとうございました。第三舞台が自分の思ってる以上に自分の土台にあることにまた気付かされた。たまらんです、はい

>>>
大好きだとか大好きじゃないとかもう終わってるとか、そんなレベルの話じゃなかった。台詞にその根底の思想とかがそのまんま自分の理想であり基礎であり目指すところだった。だから筧さんと一生くんが並んでステージに立ってる姿がたまらんかった。

>>>
筧さんと一生くんの、ちょうどその「真ん中」である自分。何者になろうともがいている一生くん、何者にもなれなかった自分を認めた筧さん。意味も理屈もなく二人がセンターにまっすぐ立ってるだけで胸が痛かった。そんでもって、この「画」の鮮烈さが第三舞台なんだなあ、と唐突に猛烈に感動した

>>>
画といえば、オープニングの喪服のダンスシーンがめちゃくちゃかっこよかった!!!ぞわぞわぞわーって!ある種ひとつのカタルシス。何からなにまで第三舞台だった。大好きで何度も繰り返し繰り返し見て読んで真似した第三舞台だった。わー!!!!

>>>
あと、坂本一生くんがめちゃくちゃよくってよくって。途中でトランスのワンシーンがオマージュで出てくるんだけどその台詞と声と佇まいにノックアウト。彼の芝居をまたみたい。そしていまプチ興奮しながら歩いていたら京急乗り場を見失いかけてた。ふー…感極まったです。矢継ぎ早に失礼しました

>>>
思いを残すこと、残された思いを得ること、思いが伝わることへの喜び。裏切りよりもうれしかったこと。うーん、最後の一言が切なかった。許されたのか、許したのか。また大阪みにいく。

>>>
はー、一生くんかわいい………と、パンフレット眺めながら幸せ気分に浸る。

 

 

うわ、自分でもびっくりの一生くんオチだった。今年一年が見えた気がします。
こんな私ですが、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
ちょ、全然振り返ってないし。

「金閣寺」@梅田芸術劇場メインホール

ツイッターメモ

 

三島だからどうしようもなくあちらこちらがホモホモしい。そして森田さんは天才ですな。あとそうすけくんすごい。

 

ちょうゲイゲイしいよ!三島だからかなあ…と思ってたんやけど、途中から「…もしかして亜門氏も……か?」疑惑浮上。森田さんは相変わらずスター性著しく、あと高岡そうすけくんが素晴らしかった!

 

前半世界観解説部分が退屈。リズムが出てきてからはノレた。特に後半、観客すべての視線と集中を寄せていた森田剛っていう役者に拍手。ただ、ちょっと滑舌悪くて台詞聞き取れなかった。内容や演出と、小屋のサイズがあってないんじゃないかなーと少し思った。

 

あと柏木役の高岡そうすけ君に脱帽。役そのもの。何より声が素敵!あの難解で昭和な台詞を完璧にこなしてた。すっごいききやすかったなー。滝川役の大東くんは二人に比べるとちょっと部が悪いけど…で、結局彼は誰が好きだったの?勝手に柏木?とか思ってた。ゲイゲイしいったら。

 

根っからの悪人はいないよね。逆に自分の中にひたすら篭る溝口の在り方に若干イラっとした。それでも見てる側の庇護欲を刺激することで最終的に溝口への同情(感情移入や共感)を得る事に成功していて、それはもう森田さんの得意技と化してる気がする。